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米国債格下げと世界同時株安

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<米国債格下げ>米政府、S&Pと攻防 異例のクレームも(毎日新聞)−Yahoo!ニュース

まぁ、アメリカの財政赤字が膨らんで、いよいよアメリカの国債がどうなる?っていう話になっていたわけです。一応の手当は付いたという話もありましたが不十分であり、結果、米国債は、最も信用力がある最高位の格付けから初めて降格しています。

これまでは、基軸通貨ドルに裏打ちされた「世界で最も安全な投資先」だった信用は大きく揺らぐこととなり、格付け制度開始から70年の「格下げショック」が世界を襲うことになりました。

しかし、それに代わる投資先は見付かっていません。ギリシャ財政問題が拡散し、ユーロ危機のふちにある欧州も、東日本大震災に痛撃され、円高に苦しむ日本も決して万全とはいえず、中国・インド・ブラジルなどの新興国も同様です。

世界経済の失速懸念が強まります・・・

アメリカ格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7月、「信頼できる解決策」として最低4兆ドル(約310兆円)規模の財政赤字削減策が必要とし、それに達しない場合は「格下げの方向で見直す」と警告していました。今月2日に成立した債務上限引き上げ法では、それが2.4兆ドルにとどまり、S&Pでは国債格付けを「トリプルA」から1段階下の「ダブルAプラス」への格下げに踏み切りました。

もちろん、オバマ政権は、ドルを基軸通貨とする現在の通貨体制を死守しようと躍起でした。異例の抗議までしています。基軸通貨ドルと米国債は、米国経済にとって非常に重要な二つの「武器」でしたが、結局、投資家側に立ち、原則を重んじる格付け側の主張を受け入れざるを得ない状況でした。

これにより、週明け金融市場では、ドルや米国株が売られる「米国売り」など波乱が予想されます。そして、円高が益々進むと・・・(涙)

世界同時株安、G7が7日にも緊急電話会議(読売新聞)−Yahoo!ニュース

さて、日米欧の先進7か国(G7)が、7日にも電話による緊急の財務相会議を開く方向で調整に入っています。

これは、ユーロ圏の財政危機の深刻化、先週発生した世界同時株安、そして米国債の格下げなどを受けて、ベルルスコーニ伊首相とサルコジ仏大統領が各国に開催を要請することを決めています。

このG7では、市場の安定化策を協議し、週明けのアジア市場が開く前に各国が協調してメッセージを発する見通しとのこと。

まぁ、或る意味、ここでの「締め直し」が上手く機能しないから混乱しているっていう話にもなりそうで、来週、徐々に「お盆休み」に向かう日本でも、混乱が拡大しそうですね。あれ?最近はお盆休みって、あまり無いんでしたっけ?

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