今日の夕方からですが、道元禅師を主人公にした映画『禅 ZEN』に出演されていた役者さんと、その仲間の皆さんと、都内曹洞宗寺院を会場にして、坐禅会を行っています。拙僧が所属する研究所の研修生2名にもお手伝いいただきました。
以前、【約300字で仏教(75)(追記:映画『禅 ZEN』同窓会?)】を行ったことがあったのですが、その次の企画といえます。
本当は一度、3月中旬に行う予定だったのですが、皆さま御存知の通り、「東日本大震災」発生直後ということで、都内でも混乱があったものですから、その時には延期をして、今日の開催にこぎ着けています。
16時に集合していただき、18時には終わろうということで、内容は説明・準備運動が20分程度、後は、20分の坐禅・10分の休憩・20分の坐禅・10分の休憩・20分の坐禅と、休憩をはさみながら合計1時間に及ぶ坐禅を行っていただいています。
今回、坐禅は初めてだ、という方ばかりではなかったのですが、とりあえず坐り方から始めまして、後は、坐りながら坐禅を実感していただきました。曹洞宗の両祖さま共々仰っていることですが、坐禅の技術的な基本は、調身・調息・調心です。
よって、3回に分けた坐禅を、それぞれ1回目:調身、2回目:調息、3回目:調心、と目標を決めて行っていただいています。問題は3回目でしょうか。結局、「調心」をそのまま訓ずれば、「心を調える」となりますが、心というのは、自分で意図的に調えようとしても調いません。
むしろ、調身と調息がしっかりしていれば、そこで自ずと調うのが心です。これは、心の問題ではありますが、「体得」されるべきことだといえます。そのようなことを、色々と言葉を尽くして説明いたしました。
一頻り経験していただけましたので、後は参加された皆さんが、自宅に持ち帰られても、1つの技術として続けていけるだろうと思いながら、とりあえずパッケージとしての坐禅法をお伝えした次第です。
最後には、「三毒」、つまり「貪瞋痴」を離れることも合わせてお話しいたしました。人の心で最も離れるべきは、この三毒であります。よって、坐禅で心を落ち着ければ、自ずと三毒から離れることを説き、これを普段に役立てていただくようにお願いしています。
これからも、機会があれば、坐禅会を行いたいものです。
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以前、【約300字で仏教(75)(追記:映画『禅 ZEN』同窓会?)】を行ったことがあったのですが、その次の企画といえます。
本当は一度、3月中旬に行う予定だったのですが、皆さま御存知の通り、「東日本大震災」発生直後ということで、都内でも混乱があったものですから、その時には延期をして、今日の開催にこぎ着けています。
16時に集合していただき、18時には終わろうということで、内容は説明・準備運動が20分程度、後は、20分の坐禅・10分の休憩・20分の坐禅・10分の休憩・20分の坐禅と、休憩をはさみながら合計1時間に及ぶ坐禅を行っていただいています。
今回、坐禅は初めてだ、という方ばかりではなかったのですが、とりあえず坐り方から始めまして、後は、坐りながら坐禅を実感していただきました。曹洞宗の両祖さま共々仰っていることですが、坐禅の技術的な基本は、調身・調息・調心です。
よって、3回に分けた坐禅を、それぞれ1回目:調身、2回目:調息、3回目:調心、と目標を決めて行っていただいています。問題は3回目でしょうか。結局、「調心」をそのまま訓ずれば、「心を調える」となりますが、心というのは、自分で意図的に調えようとしても調いません。
むしろ、調身と調息がしっかりしていれば、そこで自ずと調うのが心です。これは、心の問題ではありますが、「体得」されるべきことだといえます。そのようなことを、色々と言葉を尽くして説明いたしました。
一頻り経験していただけましたので、後は参加された皆さんが、自宅に持ち帰られても、1つの技術として続けていけるだろうと思いながら、とりあえずパッケージとしての坐禅法をお伝えした次第です。
最後には、「三毒」、つまり「貪瞋痴」を離れることも合わせてお話しいたしました。人の心で最も離れるべきは、この三毒であります。よって、坐禅で心を落ち着ければ、自ずと三毒から離れることを説き、これを普段に役立てていただくようにお願いしています。
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