天竜川の川下り船転覆事故　２人死亡、３人不明

天竜川で川下り船転覆＝2人死亡、男児ら3人不明―23人乗り、岩に衝突か・浜松（時事通信）−Yahoo!ニュース

17日午後2時25分ごろ、浜松市天竜区渡ケ島先の天竜川で、天竜浜名湖鉄道（同区）が運航する川下りの船が転覆しています。

この船には23人が乗っており、愛知県豊橋市向山町、ダンス講師木村周子さん（67）と堺市北区百舌鳥赤畑町の羽根洋子さん（74）の死亡が確認され、更に、男児（2）など客2人と、船頭の男性（66）の計3人が行方不明で、5人の男女がけがをしています。

静岡県警は消防とともに転覆現場付近で不明者を捜索しています。

転覆の原因ですが、その場所は難所のようで、「船が岩にぶつかった」と話す乗客もいるようです。事故時の状況について、船が川の渦に巻き込まれたり、岩にぶつかったりして、客が川に転落したとも話しているそうです。

天竜浜名湖鉄道によると、転覆した船は1．3トンで、長さ約11．6メートル、幅約2メートルであり、川下りは「遠州天竜下り」と呼ばれ、乗客は午後1時半ごろ、同社のある天竜二俣駅から天竜区米沢の乗船場にバスで移動すると、川下り船は乗船場から磐田市との市境にある飛竜大橋までの約6キロのルートを下流に向かう船に乗ります。

天竜川の流れは緩やかですが、転覆した場所はルート上で唯一、急な流れになっているそうで、記者会見した名倉健三社長は「いずれにしても船頭の操作ミスだと思う」と話しています。この船頭は、まだ経験が浅かったという報道もあります。

また、子供には救命胴衣を着けさせますが、大人には着けさせていなかったようです。この辺の安全管理も問われる事態ですが、ただ、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」によれば、１２歳未満の子供にはライフジャケットなどの着用義務がありますが、それ以上は着用を促すように努力するだけで、着けなくても罰則は無いようです。よって、これにしたがっていたということでしょうか。

夏休みも、お盆明けの終盤に到っていますが、その時に聞こえてきた重大事故です。行方不明者の一刻も早い発見を願い、亡くなった方に哀悼の意を表します。

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