福島県の「貯金」ゼロ…原発対応で出費かさむ(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東京電力福島第一原発事故対応などで出費がかさむ福島県で、一般財源の調整に使われる「財政調整基金」と「減債基金」の残高がゼロになってしまったそうです。
これで、災害対応などの緊急支出に影響しかねない状況との報道がされています。国や銀行からの緊急融資でも行われるのでしょうか?
さて、同県に於ける今年度の当初予算編成時の残高は、財政調整基金が9億7000万円、減債基金は12億1000万円だったそうです。しかし原発事故後、8度にわたり補正予算を組む中で、取り崩しを余儀なくされ、特に、被害を受けた農家からの牛の全頭買い上げや、飼料の現物支給、畜産業支援のための融資制度創設に加え、7月下旬の新潟・福島豪雨の調査費などの支出が相次ぎ、枯渇したとのこと。
致し方ないことです。福島県を襲った未曾有の災害に対して、この最初の基金の額自体が、余りに小さいです。
なお、財政調整基金は、一般家庭の普通預金にあたり、地方財政法で設置が義務づけられているとのこと。基金がない場合、税収が当初見込みを下回ったり、災害時に緊急の公共工事が必要になったりしても、歳入に繰り入れる財源が無くなるためだそうです。減債基金が無くなると、地方債の計画的な償還に影響が出る可能性もあるようで、色々と懸念されています。
一番の被害者であるはずの福島県が、こういう苦境に立つことを聞くのも、何とももどかしいですね。良い方向に推移することを願います。
この記事を評価して下さった方は、
にほんブログ村 国内ニュースを1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。
東京電力福島第一原発事故対応などで出費がかさむ福島県で、一般財源の調整に使われる「財政調整基金」と「減債基金」の残高がゼロになってしまったそうです。
これで、災害対応などの緊急支出に影響しかねない状況との報道がされています。国や銀行からの緊急融資でも行われるのでしょうか?
さて、同県に於ける今年度の当初予算編成時の残高は、財政調整基金が9億7000万円、減債基金は12億1000万円だったそうです。しかし原発事故後、8度にわたり補正予算を組む中で、取り崩しを余儀なくされ、特に、被害を受けた農家からの牛の全頭買い上げや、飼料の現物支給、畜産業支援のための融資制度創設に加え、7月下旬の新潟・福島豪雨の調査費などの支出が相次ぎ、枯渇したとのこと。
致し方ないことです。福島県を襲った未曾有の災害に対して、この最初の基金の額自体が、余りに小さいです。
なお、財政調整基金は、一般家庭の普通預金にあたり、地方財政法で設置が義務づけられているとのこと。基金がない場合、税収が当初見込みを下回ったり、災害時に緊急の公共工事が必要になったりしても、歳入に繰り入れる財源が無くなるためだそうです。減債基金が無くなると、地方債の計画的な償還に影響が出る可能性もあるようで、色々と懸念されています。
一番の被害者であるはずの福島県が、こういう苦境に立つことを聞くのも、何とももどかしいですね。良い方向に推移することを願います。
この記事を評価して下さった方は、
