Quantcast
Channel: つらつら日暮らし
Viewing all articles
Browse latest Browse all 15752

結局どうなる? 三遊亭円生の襲名問題

$
0
0
円生襲名、直弟子の円窓が新たに名乗り 三つどもえ(産経ニュース)

この問題については、既に当ブログに於いて、今年の2月に【落語界での「名跡争い」 「円生」は誰の手に?】と書いたことがありましたが、その続きですね。

今回の一件ですが、昭和54年に79歳で死去した古典落語の名人、三遊亭円生(6代目)の名跡襲名をめぐり、弟子や孫弟子が名乗りを上げていた問題がございました。そこに、新たに直弟子の三遊亭円窓師匠(69)が、襲名の意志を示したそうです。

落語協会(鈴々舎馬風会長)では、円窓師匠は10日ほど前に協会に襲名に前向きな態度を口頭で報告しており、17日に開かれた定例理事会で自ら経緯を説明し、第三者から襲名を促され、6代目円生の遺族との話し合いを行っていることを明らかにしたとのことです。

この「円生」は、落語界でも由緒ある名跡の代表格であり、6代目の死後、長く空席になっていました。しかし、最近になり、弟子の三遊亭円丈師匠(65)と、弟子の5代目円楽の弟子で孫弟子に当たる三遊亭鳳楽師匠(63)が名乗りを上げていました。今年3月には“直接対決”による落語会が開かれ話題を呼んだものの、「結論」は出なかったようです。

今回、手を挙げた円窓は円丈の兄弟子に当たる人で、総領弟子だった5代目円楽亡き後は最も入門が古いとのことです。なお、古典落語から創作落語まで幅広く手がけ、テレビ番組の「笑点」にも長くレギュラーとして出演しました。

また、Wikipediaの記載を見てみると、「円窓」と「円生」の関係について、次のようなことが分かりますね。

・3代目三遊亭圓窓 - 後に5代目橘家圓蔵を経て、5代目三遊亭圓生を襲名。
・4代目三遊亭圓窓 - 3代目の義理の息子。先代と同様に橘家圓蔵を経て、6代目三遊亭圓生を襲名。

このように、円窓から円生へと名前を変えていくパターンが、一時存在したようです。なお、今話題になっている人は「6代目円窓」ですから、改めてこの「円窓」の名を高めた3代目、そして4代目に習うということにしたいのでしょうか。

まぁ、結局、三遊亭の一門にしてみれば、その本流本元の名前である「円生」を、その一派に過ぎない、五代目円楽一門で好き勝手されたくないという、極めて「人間的」な都合があっての騒動になっているのでしょう。実際、円生が長らく継がれなかったという経緯についても、色々とあるということだけは、落語についてほとんど知らない拙僧も、ちょっとだけ分かってきましたが・・・

五代目円楽師匠がお亡くなりになって、何かの騒動が起きるのでは?と若干危惧はしていましたが、ここで発生したようです。

この記事を評価して下さった方は、にほんブログ村 ニュースブログ 国内・地域ニュースへにほんブログ村 国内ニュースを1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 15752

Trending Articles