売買される「宗教法人」ネットオークションで1億円？

売買される「宗教法人」ネットオークションで1億円の例も（NEWSポストセブン）−livedoorニュース

報道によれば、現在の日本には約18万の宗教法人があるそうですよ。多いですねぇ。まぁ、大小それぞれにあるのでしょうが、今回の報道で問題になっているのが、その内の約4000団体に及ぶ「休眠宗教法人」であります。

で、報道で問題視しているのは、宗教法人には「税制優遇」があるため、脱税や節税を目論む業者が休眠状態の宗教法人格を買収したがっている、とのことです。そして、売買を仲立ちする「宗教ブローカー」まで存在するとのこと。

報道では、ネット上に「税金対策」と銘打って買い手を募るサイトも登場したそうで、2009年にはある宗教法人がネットオークションに出品した宗教団体に1億円の値がつくなどしたため、当局が調査に乗り出す事件も起きたそうです。

ただし、こうした状況に宗教法人を監督する文化庁はお手上げ状態とのこと。

宗務課の人が語るには、「対策としては休眠法人の合併や解散を促すことですが、政治の宗教介入という問題が絡むために、強制力のない『助言』しかできません。また、休眠状態かどうかを調査する費用も乏しいので整理が進んでいないのが現状です」とのことです。

何か、こういう報道が出ると、またすぐに、宗教法人の優遇が問題だという話になりそうですが、それよりも、これを悪用しようと目論む人の方が問題であるという事実をまずは気付いて欲しいモノですな。どうせ、これで宗教法人のあり方を批判したい人だって、所詮はその本人の欲、嫉妬が原因でしょうからな（笑）。

必要なら、こういう悪用を止められるような罰則を付けるべきでしょうけど、所詮は「カネの問題」に過ぎないという話もあるわけですよ。いやまぁ、たかがカネ、されどカネだという人も多いでしょうが。

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