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<九州北部豪雨>原因はバックビルディング現象?

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<九州北部豪雨>積乱雲次々「バックビルディング現象」要因(毎日新聞)−Yahoo!ニュース

確かに、ちょうどこの「九州北部豪雨」の頃不思議だったのは、「うわ、また九州雨降ってるよ」っていう印象と、「どうしてここばっかりなんだろう?」という疑問でしたが、理由があるんですね。

さて、九州北部豪雨の原因について気象庁では、太平洋高気圧が普段より西側に張り出し、その縁を回るように吹いた南西の風が大量の水蒸気を九州北部に運び、次々と積乱雲ができる「バックビルディング現象」が発生したという分析を発表したそうです。

7月上旬はインドネシア付近で対流活動が活発になった影響で、九州の南海上まで太平洋高気圧が張り出したそうです。そして、高気圧の縁では時計回りに風が吹いて、東シナ海では20メートル前後の強い南西風が持続したとのこと。

その中に、大気1立方メートル当たり約20グラムもの水蒸気が含まれていたとみられています。

そして、その北にあった梅雨前線の南側では、幅100〜200キロにわたり上昇気流が発生し、暖かく湿った空気が舌のように延びる「湿舌(しつぜつ)」ができることがあるそうで、南側から吹き込む湿った風が湿舌の南縁にぶつかると、湿った空気が持ち上げられ、積乱雲を作って豪雨をもたらすとのこと。

それで、7月上旬は偏西風の南北方向の変動が小さいために、梅雨前線が同じ緯度付近に停滞していたことも、九州北部豪雨の一因とみられるようです。つまり、梅雨前線と、南西風に挟まれて豪雨になったということでしょうか。

この結果、長さ約100キロ、幅20〜30キロにわたる大雨のエリア(線状降水帯)が11〜14日に複数回出現しており、記録的豪雨をもたらしたようです。

多分、日本の何処でも起きるっていう現象では無いのでしょうね。九州北部の皆さまには心からお見舞い申し上げます。

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