昨日の、「くりのみ会」の『正法眼蔵』勉強会ですが、11人(男性9名・女性2名)の方が来られました。やや冷たい風が吹く中でしたが、皆さま、ご聴講ありがとうございます。
昨日で、「王索仙陀婆」巻を読み終えました。
「王索仙陀婆」巻の末尾には、我々曹洞宗侶にはなじみ深い、「即心是仏といふは、たれといふぞ、と審細に参究すべし」という一文が見えます。いわゆる『修証義義』「第五章・行持報恩」の末尾の一節ということになるのですが、『修証義』では、「即心是仏即釈迦牟尼仏」を各々参究するように促す一文です。そして、それこそが「仏恩に報ずる」ことに他ならないと説かれています。
しかし、「王索仙陀婆」巻では、「仏祖の命脈の嗣続」に力点が置かれ、そのために、「如何是仏」の問いに対する「即心是仏」の回答を参究するように促し、一体これは「誰のことなのか?」と細やかに学ぶことが、「仙陀婆」にあちこちでぶつかること、なのであります。仙陀婆は「仏法」であります(理由は、これが『大般涅槃経』で説かれた「仏語」であるため)。我々が仏法にぶつかること、それが究尽されるところ、修証ということなのです。
昨日で「王索仙陀婆」巻は読み終え、その次の「他心通」巻にも若干入りましたが、本文の学びは次回以降で行います。なお、「他心通」巻で、このくりのみ回での勉強会で、20巻を学んだことになります。
次回は以下の通りの開催です。
●次回(12月)の日程
日時:平成24年12月14日(金)
午後6時半〜8時半
場所:東京都江戸川区タワーホール船堀(部屋は入り口の掲示板でご確認下さい)
都営新宿線「船堀駅」の隣
テキスト:『正法眼蔵』「他心通」巻(第1回)
参加費(会場費・準備費)
一般1,000円
学生500円
準備物:テキストは当方で準備しますので、筆記用具をお持ち下さい。
服 装:坐禅をしますので、足を締め付けないゆったりとした格好でお越しください。
宗 旨:現在、禅宗以外の宗派を信じ、学んでいる方も、受講可能です。
●一回毎の流れですが以下の通りです。
『正法眼蔵』音読(15分)
↓
坐禅(座禅)(20分)
※会場次第で椅子坐禅の時もあります。
↓
拙僧による解説・質疑応答(70分)
※合間毎に休憩が入ります
●問い合わせ先
メールでお問い合わせいただく場合、この勉強会を主宰されている「くりのみ会」の鈴木先生kurinomi@aa.cyberhome.ne.jpにご連絡下さい。
激励ということで、
にほんブログ村 仏教を1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。
昨日で、「王索仙陀婆」巻を読み終えました。
「王索仙陀婆」巻の末尾には、我々曹洞宗侶にはなじみ深い、「即心是仏といふは、たれといふぞ、と審細に参究すべし」という一文が見えます。いわゆる『修証義義』「第五章・行持報恩」の末尾の一節ということになるのですが、『修証義』では、「即心是仏即釈迦牟尼仏」を各々参究するように促す一文です。そして、それこそが「仏恩に報ずる」ことに他ならないと説かれています。
しかし、「王索仙陀婆」巻では、「仏祖の命脈の嗣続」に力点が置かれ、そのために、「如何是仏」の問いに対する「即心是仏」の回答を参究するように促し、一体これは「誰のことなのか?」と細やかに学ぶことが、「仙陀婆」にあちこちでぶつかること、なのであります。仙陀婆は「仏法」であります(理由は、これが『大般涅槃経』で説かれた「仏語」であるため)。我々が仏法にぶつかること、それが究尽されるところ、修証ということなのです。
昨日で「王索仙陀婆」巻は読み終え、その次の「他心通」巻にも若干入りましたが、本文の学びは次回以降で行います。なお、「他心通」巻で、このくりのみ回での勉強会で、20巻を学んだことになります。
次回は以下の通りの開催です。
●次回(12月)の日程
日時:平成24年12月14日(金)
午後6時半〜8時半
場所:東京都江戸川区タワーホール船堀(部屋は入り口の掲示板でご確認下さい)
都営新宿線「船堀駅」の隣
テキスト:『正法眼蔵』「他心通」巻(第1回)
参加費(会場費・準備費)
一般1,000円
学生500円
準備物:テキストは当方で準備しますので、筆記用具をお持ち下さい。
服 装:坐禅をしますので、足を締め付けないゆったりとした格好でお越しください。
宗 旨:現在、禅宗以外の宗派を信じ、学んでいる方も、受講可能です。
●一回毎の流れですが以下の通りです。
『正法眼蔵』音読(15分)
↓
坐禅(座禅)(20分)
※会場次第で椅子坐禅の時もあります。
↓
拙僧による解説・質疑応答(70分)
※合間毎に休憩が入ります
●問い合わせ先
メールでお問い合わせいただく場合、この勉強会を主宰されている「くりのみ会」の鈴木先生kurinomi@aa.cyberhome.ne.jpにご連絡下さい。
激励ということで、
