自らの軟骨細胞を培養…膝関節内欠損 広くても補完(読売新聞(ヨミドクター))−Yahoo!ニュース
自らの軟骨細胞を体外で培養する「自家培養軟骨」の製造・販売が、今年7月、厚生労働省の認可を受けています。早ければ来春にも、スポーツによる軟骨損傷などを対象に、治療が広く行われるようになる見込みとのこと。
軟骨は、膝などの関節内の骨と骨の間にあり、骨同士がぶつかるのを防ぐクッションの役割を果たしています。しかし、骨折しても再びつながる骨と違い、軟骨は一度損傷すると戻りません。
損傷が小さければ、影響の少ない場所の骨と軟骨をごく小さく切り取り、軟骨が欠けた部分にはめ込む方法があるそうですが、ただし損傷が4平方センチ・メートル以上と大きい場合は、有効な治療法がありませんでした。
そこで、国内では、固形の培養軟骨を作ることを模索し、シワ取りなどに使われる「アテロコラーゲン」に注目し、細かく砕いた軟骨から分離した細胞をコラーゲンに混ぜて培養したところ、ゼリーほどの硬さの培養軟骨を作ることに成功したそうです。
損傷した部分の形に合わせ、培養軟骨の形を整え、手術で損傷部分にはめ込み、骨膜で蓋をして縫い付けることになるそうです。
このような自家培養軟骨を使った治療は、04年から広島大を含む全国5病院で治験が行われ、30症例中9割以上が「有用」とされたそうです。
これが、民間企業の「ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC」(愛知県蒲郡市)に技術を提供され、J―TECは今年7月、自家培養軟骨の製造・販売の認可を得ており、「再生医療」の技術を使った製品としては、自家培養表皮に次いで国内2例目となるそうです。
来年春以降の保険適用を目指しているとのこと。
ただし、膝のスポーツ外傷と、スポーツなどで関節に繰り返し力がかかって発症する「離断性骨軟骨炎」が治療の対象であり、高齢者に多い変形性膝関節症による軟骨の損傷は、対象とならないそうです。
これは、状況が違うのでしょうかね???多分、後者で悩む人も多いと思いますが。とはいえ、徐々にでも技術が確立されることは良いことです。
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自らの軟骨細胞を体外で培養する「自家培養軟骨」の製造・販売が、今年7月、厚生労働省の認可を受けています。早ければ来春にも、スポーツによる軟骨損傷などを対象に、治療が広く行われるようになる見込みとのこと。
軟骨は、膝などの関節内の骨と骨の間にあり、骨同士がぶつかるのを防ぐクッションの役割を果たしています。しかし、骨折しても再びつながる骨と違い、軟骨は一度損傷すると戻りません。
損傷が小さければ、影響の少ない場所の骨と軟骨をごく小さく切り取り、軟骨が欠けた部分にはめ込む方法があるそうですが、ただし損傷が4平方センチ・メートル以上と大きい場合は、有効な治療法がありませんでした。
そこで、国内では、固形の培養軟骨を作ることを模索し、シワ取りなどに使われる「アテロコラーゲン」に注目し、細かく砕いた軟骨から分離した細胞をコラーゲンに混ぜて培養したところ、ゼリーほどの硬さの培養軟骨を作ることに成功したそうです。
損傷した部分の形に合わせ、培養軟骨の形を整え、手術で損傷部分にはめ込み、骨膜で蓋をして縫い付けることになるそうです。
このような自家培養軟骨を使った治療は、04年から広島大を含む全国5病院で治験が行われ、30症例中9割以上が「有用」とされたそうです。
これが、民間企業の「ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC」(愛知県蒲郡市)に技術を提供され、J―TECは今年7月、自家培養軟骨の製造・販売の認可を得ており、「再生医療」の技術を使った製品としては、自家培養表皮に次いで国内2例目となるそうです。
来年春以降の保険適用を目指しているとのこと。
ただし、膝のスポーツ外傷と、スポーツなどで関節に繰り返し力がかかって発症する「離断性骨軟骨炎」が治療の対象であり、高齢者に多い変形性膝関節症による軟骨の損傷は、対象とならないそうです。
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