死者相次ぐ恐怖の介護施設・・・ブルガリア

先日、精神障害を持つ人を多く預かりながら、その一部を殺していたという女性のことを、「ベストハウス１・２・３」で紹介していましたが、それより酷い？

施設で介護放棄、死者相次ぐ＝検察が166件捜査―ブルガリア（時事通信）−Yahoo!ニュース

国際人権団体「ヘルシンキ委員会」というのがあるそうで、色々と調べてみると、この委員会もちょっと問題があるそうですが・・・さておきまして、このほど、ブルガリア全土にある知的障害児施設で、過去10年に入所者238人が死亡し、その4分の3以上は介護のネグレクト（放棄）などによる、施設側の不適切な対応が原因とする調査結果を発表したそうです。

なお、ブルガリアの検察当局は事態を重視し、166件について捜査を開始しています。

同委員会では、3月から6月にかけ、26施設で調査を実施したところ、2000年以降、84人がネグレクトによる健康悪化で死亡、さらに31人が餓死していたほか、36人が肺炎、13人が感染症で死亡していました。

しかも、149人は病院ではなく、施設で死亡しており、同委員会は「健康状態が極度に悪化しても病院に搬送しなかった」と施設を非難し、「障害が死因という施設の説明は明らかなうそで、ネグレクトが原因だ」と断じました。

知的障害があれば、当然に健常者と同じように生活できるはずもなく、適切な介護が行われるべきなのでしょうが、それを、介護施設で放棄するとなると、まさに状況は地獄そのものでございます。事実であれば、大変に悪質です。先日のテレビで伝えた「事件」が可愛く見えるほどです。

ブルガリアの一件なので、続報もないかもしれませんが、目に付きましたので、採り上げてみました。

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