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Channel: つらつら日暮らし
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お寺の朝食は何人前?(仏教中世なぞなぞ集30)

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前回】の答えですが、問1:うめぼうし(梅法師・梅干)。問2:ごぼうだね。問3:くさりたび(苦去り旅・鎖足袋)。以上です。どうでしたか?解けましたか?

さて、鈴木棠三氏編『中世なぞなぞ集』(岩波文庫)を入手したので、それから適宜「仏教に関わるなぞなぞ」を採り上げて、見ていきたいと思います。なお、解答については、もしコメント欄で正解をお寄せいただいた場合には、正答と申し上げますし、コメント投稿が無い、もしくは正解者がいない場合には、次回連載記事に掲載しますので、挑戦してみてください。

記事は、「問い」と、編者の鈴木氏による解説を部分的に紹介(全てを紹介すると、分かっちゃうのでそれはしません)し、後は拙僧自身のヒントを掲載したいと思います。解説やヒントを見たくない人のために、反転文字(反転文字←読みたい人は、空白の部分をマウスで範囲指定してください)にしておきます(携帯電話、一部のスマホには未対応です)。

今日は連載30回目です。

問1:てらのあさめし五人まへ

解説:寺の朝飯は斎(寺では午前中に食事するのを斎[とき]といい、午後には食しないのが戒律)。五人前は〈以下略〉

ヒント:答えですが、昨年放送されていた『平清盛』にも出て来たあの女性ですね。子どもも有名です。事務所から激しく推されている女優が演じました。

問2:てんぐのさかもり

解説:糸や髪が乱れてほつれたり、むすぼれることをいう意(古語)もあるが、ここは悟りに対する妄執か。安易ななぞとしか言えない。

ヒント:答えですが、まぁ、すぐに分かりますよね。天狗が酒盛りをして、酔っ払う・・・

問3:あかへのこ

解説:へのこは睾丸(または陰茎)。赤へのこは、赤睾丸、すなわち〈以下略〉

ヒント:下ネタですみませんm(_ _)mでも、あるから仕方ないです。答えは、我々坊さんが法衣を着る時使う紐のことです(元々は手ぬぐいでしたが)。

ということで、毎回3問くらい出していこうと思いますけど、是非是非頭をフル回転してみてください。今時の「クイズ」とも違うので難しいと思いますけど、これはこれで楽しいですよ。

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これまでの連載は【ブログ内リンク】からどうぞ。

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