第二回・将棋電王戦　プロ棋士が将棋ソフトに連敗

将棋電王戦第三局でコンピュータ2勝目、船江五段「人間の弱さが出てしまった」（マイナビニュース）−Yahoo!ニュース

さて、5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第2回将棋電王戦」の第三局・船江恒平五段 VS ツツカナの対局が6日、東京・将棋会館で行われています。しかし、船江五段は第22回コンピュータ将棋選手権3位のツツカナに敗れました。手数は184手で、消費時間は船江五段が3時間59分、ツツカナが3時間27分(残り33分)。

4月20日(土)まで開催される「第2回将棋電王戦」は、第22回世界コンピュータ将棋選手権で好成績を挙げた上位5チームの最強コンピュータと、現役のプロ棋士5人による史上初の団体戦であります。

1日1組の対戦で全五局を実施し、結果3勝した方が勝者となります。第一局は阿部光瑠四段（１８）が「習甦（しゅうそ）」に勝りましたが、第二局では佐藤慎一四段（３０）が「ｐｏｎａｎｚａ」に現役プロ棋士として初めて敗北を喫しました。

昨日も、船江五段の先手番で、角交換から力戦型になり、中盤は攻め込んだ船江五段が有利かと見られていましたが、ツツカナが接戦に持ち込み、終盤、船江五段に疑問手とされる手があり、ツツカナが正確に読み切って１０時間半を超える大熱戦を制しています。

船江五段にとっては、ソフトの「ボンクラーズ」が引退棋士の故米長邦雄永世棋聖に勝った第１回電王戦の前からソフトと対戦する指名を受け、１年あまり待っての対戦となりました。

船江五段は、「残念としか言いようがありません。途中ははっきりよくなったと思いますが、自分という人間の弱さが出てしまいました」と紅潮した顔で話し、ソフトの作者である一丸さんは「時間が切迫し終盤は勝つ気がしなかった」と控えめに喜びを語ったそうです。

第四局は4月13日で、塚田泰明九段 VS Puella αの対局。Puella αは、第22回コンピュータ将棋選手権2位、「第1回電王戦」で米長邦雄永世棋聖を下したボンクラーズの後継ソフトとなります。

既に、全五局のうちコンピュータ側の2勝1敗となっていますので、棋士側が勝つにはあと２連勝するしかないのです・・・追い込まれています。

その内、ソフトウェアとつながれた奨励会員とか、プロ棋士とかが覆面で出て来たら、どうなるんですかね？

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