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「山寺」落書き騒動 松尾芭蕉もガッカリ?!

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芭蕉も泣いてる…山寺に落書きビッシリ(YomiuriOnline)

今回の一件ですが、俳人・松尾芭蕉(1644〜1694)の句「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声」の舞台として知られる山形市の「山寺」にて、断崖絶壁の上に建てられた観光名所「五大堂」への落書きが問題視されています。



この落書きですが、20〜30年前と、かなり前から目立つようになっていて、今ではすき間もないほどだそうです。しかも、サインペンなどで名前や願い事、イラストなどが至る所に書き込まれ、彫刻刀で彫ったような悪質なものもあるとのこと。

しかしながら、壁や柱の落書きを消そうとすれば、築約300年の建物自体を傷めてしまいかねず、手が出せない状態になっているそうです。紅葉シーズンを迎え、大勢の観光客が訪れる中、寺側は危機意識を強めています。

この五大堂は、1714年(正徳4年)に再建されて以来、修復や補強工事を重ねながら、当時の姿をとどめてきました。とはいえ、芭蕉が見たのとは違いますけどね。絶壁からせり出すように立つお堂からの眺めは絶景で、山寺の中で一番の人気スポットとなっていますけれども、こういう心ない観光客によって、伝統が“朽ちて”行くんですね。

そういえば、或る女子大生が、イタリアのフィレンツェにてサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の見晴台の大理石の壁に油性マジックで落書きをしたことが、一時大きな問題になっていました。大学側が、この学生を辞めさせるかどうか?とか、弁償するか否か?とか、そういう問題です。

今回の一件についても、ガッチリ監視カメラを付けて、不審人物の洗い出しに努めるべきだと思いますけどね。大聖堂は、大理石なので、まだ何とかなりそうですけど、こちらは木造ですからね・・・

余り当記事に関係ないですけど、「五大堂」って、「5つの大きなお堂」という意味ではなくて、「五大明王」を本尊とするお堂を指します。

中央:不動明王
東:降三世明王
南:軍荼利明王
西:大威徳明王
北:金剛夜叉明王

てな感じですかね。もちろん、別パターンもあります。

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