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秋田書店のプレゼント水増し問題(追記:この裏で女性社員を不当解雇)

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不況で提供減った…秋田書店、プレゼント水増し(YomiuriOnline)

まぁ、出版不況ですからね。

ということで、雑誌の読者プレゼントで当選者数を実際より多く表示していたとして、消費者庁は20日、出版社の秋田書店(東京)に景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出しています。読者プレゼントの水増しを同法違反で処分するのは初めてだと報道されています。

今回不当表示があったのは、女性向け月刊漫画雑誌の「ミステリーボニータ」「プリンセス」「プリンセスGOLD」だそうで、2010年6月号から12年5月号にかけて、バッグなどの景品を、当選するとしていた人数よりも少なく送付していたそうです。

悪質なのは、翌々月号で発表された当選者名を架空の名前にしたり、50人に当たるとした景品を実際は3人にしか発送しなかったりしたケースもあったようです。まぁ、以前から都市伝説的に、「どうせ、当たらない」とか「最初から景品用意してないのでは?」なんて、当たらず者のひがみで言っていましたが、まさか事実の場合もあったとは(笑)

それで、この不正を行った秋田書店では「かつておもちゃメーカーなどから無償で提供してもらっていた景品が不況で減ったことから、やってしまった。申し訳ない」としているそうです。

・・・この見解を見ると、まるで無償で提供しないメーカーが悪いような口ぶりですけど、それではおかしいですよね。

<秋田書店>不正訴えた女性社員を解雇 撤回求め提訴へ(毎日新聞)−Yahoo!ニュース

これ、意外ととんでもないニュースになりそうな・・・

さて、秋田書店が漫画雑誌の読者プレゼントで景品数を水増し掲載していた問題で、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が「プレゼントを窃取した」などとして懲戒解雇されていたそうです。

なお、女性側は「罪をなすりつけられた」と主張しており、「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で秋田書店に措置命令を出した消費者庁の調査で主張が裏付けられた形となり、解雇撤回を求めて提訴する考えとのことです。

これ、もし事実だとすれば、秋田書店、存続させる必要も無いようなブラック企業だったってことですね。そろそろ不買運動くらい必要では?

そこで、女性の説明や加盟する労働組合「首都圏青年ユニオン」などによると、女性は不正のあった雑誌でプレゼント担当を4年以上務めていたそうですが、担当になった際の引き継ぎで不正を知って、「一つの商品しかないのに、当選人数を10人にするのはおかしい」などと上司に訴えたものの、「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」と言われたそうです。

この「上司」とやらは、一体どこを見て仕事をしているのか?

そして、気の毒にも、この女性は不正を続けているうちに睡眠障害や適応障害を発症し、2011年9月から休職していたが、12年2月29日に「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」と書かれた解雇通知書が送られてきたそうです。

しかし、女性やユニオンは仕事を理由とした病気の発症で休職中に解雇するのは無効と主張しており、窃取と指摘された点について「会社の指示で当選者の数に満たないプレゼントしか準備されていなかった」としています。

今回の一件を通して、この女性は「不正をやめるべきだと何度も訴えた。消費者庁に不正を指摘され、会社も認めたのだから、解雇を撤回して謝罪すべきだ」と訴えていますが、拙僧もそう思います。

ただし、秋田書店は「解雇と不正は別問題だと考えるため、コメントは差し控える」と話しているそうですが、徐々に見苦しい結果になりそうで・・・謝り方を知らない企業は存続価値が無いですぞ。

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