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英国・米国がユニセフ含む慈善団体を盗聴

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<英米>ユニセフなど慈善団体も盗聴 CIA元職員の資料(毎日新聞)−Yahoo!ニュース

英紙ガーディアン(電子版)は20日、英米両国の秘密情報機関が2008年からの3年間に国際慈善(チャリティー)団体や、ドイツやイスラエルなど同盟国の政府機関、指導者の通信を傍受していたと報じたそうです。

キャメロン英首相はこれまで、英機関の通信傍受について、「犯罪やテロに関する情報収集のため」と正当化してきましたが、慈善団体を傍受対象としていた可能性が高まったことで国際社会からの批判は確実と見られています。

今回の一件は、ロシアに亡命中の米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)の資料で判明しました。

今回明らかになったのは、英政府の通信傍受機関「政府通信本部(GCHQ)」と米国家安全保障局(NSA)が08〜11年に作成していた通信傍受対象リストだそうです。

・国連児童基金(ユニセフ、本部・ニューヨーク)
・世界の医療団(本部・パリ)
など国際慈善団体
・ベルリンのドイツ政府庁舎
・オルメルト首相(09年当時)やバラク国防相(同)を含むイスラエル指導者計4人
・国連開発計画や世界保健機関など国際機関
・複数のアフリカ政府指導者
・欧州委員会のアルムニア副委員長(競争政策担当)

などが対象になっていたそうで、主に電話や電子メール、携帯電話同士の文章のやりとりである「テキストメッセージ」などが傍受されていたとみられるようです。

今回のリストで対象になった施設や個人・団体は60カ国以上に及ぶとのこと。これは、何が動機なんだろう?単なる興味関心なのか?それとも、猜疑心ということなのだろうか?

英国の法律では、秘密情報機関は「国家安全保障や国防・外交政策、経済面での国益、深刻な犯罪の防止に役立つ活動」に関する場合のみ活動が認められているそうですが、これらに「チャリティー団体」まで入るとは(笑)とりあえず、今回の通信傍受は法的観点からも問題になる可能性が指摘されています。

なお、「世界の医療団」の英国代表はガーディアン紙に対し、「ショックだ。我々は独立した健康分野での慈善団体であり、秘密で監視される理由はない」とコメントしたそうで、そりゃそうでしょう。

人が人を貶めたり、脅したり、疑ったりする社会こそが、実際の現実なのでしょうけれども、せめて、そういう世俗の状況に無関係でいたい、一禅僧でございます。

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