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人気だけどミドリガメを輸入禁止へ……生態系を破壊するので当然だ

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人気のミドリガメ、輸入禁止へ…生態系を破壊(YomiuriOnline)

ペットとして人気がある外来種のミドリガメについて、環境省は輸入や飼育を禁止する方針を固めました。理由は、野外に放されたミドリガメが、もともと日本にいたイシガメを準絶滅危惧種に追いやるなど生態系を壊しているためです。

なお、既に同種は数十万匹も存在するとみられるペットの飼育を禁じるのは初の試みで、混乱も予想されますが、遅きに失した感もありますので、徹底的にやるべきでしょう。

同省ではまず輸入を禁じ、飼育禁止は後回しにする考えだそうですが、とにかく急いだ方が良い。他も全て同様。カメを飼いたい人は、イシガメを飼えば良いと思います。ミドリガメは徹底的に捕獲して、北米に返してくれば良いでしょうな。

そもそも、ミドリガメは北米原産の外来種で正式名称はミシシッピアカミミガメであります。ペット店や露店で1匹500円ほどで売られており、問題は寿命がかなり長く、40年ほどになることです。

子ガメは5センチ前後だが、成長すると30センチほどになり、家庭用の小さな水槽で飼うことが難しくなり、その多くが川や池に放されて増殖したとみられ、国内のカメで最も多い種類になってしまいました(涙)

しかも、日本固有種のイシガメに比べ、ミドリガメは一度に2倍の量の卵を産むなど繁殖力が高く、体もひと回り大きいため、イシガメのエサや生息場所を奪っており、イシガメは数を減らし、2012年に準絶滅危惧種に指定されるなどしています。

気の毒です。

環境省は昨年9月にまとめた外来種被害防止行動計画案にミドリガメの「規制を検討する」と明記しており、今後、外来生物法で輸入・販売や飼育が禁じられる「特定外来生物」にミドリガメを指定することにしました。繰り返しになりますが、遅きに失した感もありますが、やるなら迅速に徹底して行うべきでしょう。

このように、特定外来生物に指定されているのはアライグマやブルーギルなど107種類であり、これらを飼うには、「脱走」を防ぐオリなどを設けた上、環境省に飼育許可を得なければなりません。今後も同省では、許可を得れば飼育は認める方針ですが、担当者は「すべての飼い主が許可を申請すれば事務処理は追いつかない。許可手続きの簡略化など手だてを講じなければ」と頭を抱えているようですが、とにかく、どこにどれだけのミドリガメが居るかを知るためにも、煩雑だろうが何だろうが、とにかくやるべきでしょう。

また、同省が心配しているのは、禁止後、飼い主がこぞって野外に放す事態だそうですが、この辺は罰則・罰金の強化によって押さえ込むべきでしょうな。その罰金で、諸費用を捻出すれば良い。

とにかく、無軌道な生物の輸入全般を否定しなくてはなりません。今回の一件は、そのきっかけとなる第一歩となることでしょう。

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