「反水素」生成、効率10倍=詳細分析可能に―東大など(時事通信)−Yahoo!ニュース
通常の物質と正反対の性質を持つ「反物質」の一つで、水素と反対の電気を帯びた反水素原子を従来の10倍の効率で生成することに、東京大と広島大、理化学研究所などの研究チームが成功したそうです。
これで、高精度の分析がしやすくなるとのこと。
この「反物質」ですが、宇宙誕生の際に物質と同じ量生まれたとされているものの、なぜか今は「物質」だけが残ったわけで、その理由は分かっていないとされます。
よって、反物質の解明を通して、物質との違いについて詳細な分析が求められています。
なお、反物質は通常の物質と出会うと消滅するため、加速器で生成したら、真空中の磁場に閉じ込めるようですが、詳しい分析を行うには磁場の影響がない場所に反物質を引き出して調べる必要があるとのこと。
そこで、今回の研究グループは、欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)の大型加速器で生成した反陽子(陽子の反物質)と陽電子(電子の反物質)を、磁場の中で衝突させて反水素原子を生成する際、特定の周波数の電波を加えることで生成効率を約10倍に改善したそうです。
また、磁場の影響を受けない約2.7メートル先の検出器までビームの形で引き出すと、50分間で80個の反水素原子を検出できたようです。そして、研究チームは今後、生成効率を一層高め、反水素原子の特徴を詳しく調べるとのこと。
ということで、宇宙生成の解明が進むと良いですなぁ。
この記事を評価して下さった方は、
にほんブログ村 国内ニュースを1日1回押していただければ幸いです(反応が無い方は[Ctrl]キーを押しながら再度押していただければ幸いです)。
通常の物質と正反対の性質を持つ「反物質」の一つで、水素と反対の電気を帯びた反水素原子を従来の10倍の効率で生成することに、東京大と広島大、理化学研究所などの研究チームが成功したそうです。
これで、高精度の分析がしやすくなるとのこと。
この「反物質」ですが、宇宙誕生の際に物質と同じ量生まれたとされているものの、なぜか今は「物質」だけが残ったわけで、その理由は分かっていないとされます。
よって、反物質の解明を通して、物質との違いについて詳細な分析が求められています。
なお、反物質は通常の物質と出会うと消滅するため、加速器で生成したら、真空中の磁場に閉じ込めるようですが、詳しい分析を行うには磁場の影響がない場所に反物質を引き出して調べる必要があるとのこと。
そこで、今回の研究グループは、欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)の大型加速器で生成した反陽子(陽子の反物質)と陽電子(電子の反物質)を、磁場の中で衝突させて反水素原子を生成する際、特定の周波数の電波を加えることで生成効率を約10倍に改善したそうです。
また、磁場の影響を受けない約2.7メートル先の検出器までビームの形で引き出すと、50分間で80個の反水素原子を検出できたようです。そして、研究チームは今後、生成効率を一層高め、反水素原子の特徴を詳しく調べるとのこと。
ということで、宇宙生成の解明が進むと良いですなぁ。
この記事を評価して下さった方は、
