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Channel: つらつら日暮らし
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「寒る嚢」の話(仏教中世なぞなぞ集12)

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前回】の答えですが、問1:ささ(笹)。問2:すミ染めの袈裟。問3:法輪寺。以上です。どうでしたか?解けましたか?

さて、鈴木棠三氏編『中世なぞなぞ集』(岩波文庫)を入手したので、それから適宜「仏教に関わるなぞなぞ」を採り上げて、見ていきたいと思います。なお、解答については、もしコメント欄で正解をお寄せいただいた場合には、正答と申し上げますし、コメント投稿が無い、もしくは正解者がいない場合には、次回連載記事に掲載しますので、挑戦してみてください。

記事は、「問い」と、編者の鈴木氏による解説を部分的に紹介(全てを紹介すると、分かっちゃうのでそれはしません)し、後は拙僧自身のヒントを掲載したいと思います。解説やヒントを見たくない人のために、反転文字(反転文字←読みたい人は、空白の部分をマウスで範囲指定してください)にしておきます(携帯電話には未対応です)。

今日は連載12回目です。

問1:寒る嚢 何ぞ

解説:寒るは、コホルか、コゴユルか。〈中略〉嚢を衣とするのは少し無理だが、動植物の皮をキヌという例はある。

ヒント:答えは、我々僧侶の修行の1つですね。

問2:廿一 何ぞ

解説:八・九・四を合せると二十一。

ヒント:或る有名な如来の名前です。

問3:禅のつとめはじむる僧ハ十六

解説:禅の勤めは、座禅。坐ることを、イルというので、居。十六は四四。

ヒント:或る語句を出したいがために、「禅の勤め」が使われたようです。答えは仏教語とは全く関係ない、或る動物の名前です。

ということで、毎回3問くらい出していこうと思いますけど、是非是非頭をフル回転してみてください。今時の「クイズ」とも違うので難しいと思いますけど、これはこれで楽しいですよ。

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これまでの連載は【ブログ内リンク】からどうぞ。

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