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東工大次期学長が異例の辞退 理由は不正経理?

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東工大・大倉一郎副学長、学長就任を異例の辞退(YomiuriOnline)

東京都目黒区にある東京工業大学では、次期学長に選出されていた大倉一郎副学長が、「一身上の都合」を理由に、学長就任を辞退しています。東工大は学内外の委員で組織する「学長選考会議」を近く招集し、学長選考をやり直すとのこと。

なお、大倉副学長は今年6月、任期満了となる伊賀健一・現学長の後任に選出されており、任期は今年10月24日から4年間の予定でした。文部科学省は「次期学長の辞退は極めて異例」としていますが、読売の記事だけですと理由が分かりませんが、こちらの記事ではその理由も書いています。

教授ら330人、不正経理の疑い 業者に預け金7億円超(asahi.com)

関東を中心とした計約60大学・短大の教授ら約330人が、出入り業者に研究費を預ける不正経理をしていた疑いがあるそうです。

この研究費には、国などの公金も含まれ、預け金の総額は7億円を超えているとのこと。5年前からは減少傾向にあるようですが、現在も200人以上が計約2億円を預けたままになっていると報道されています。

この中で、東京工業大など一部の大学が調査委員会を立ち上げており、資料に名があった東工大の副学長は28日、10月の予定だった次期学長就任を辞退するなどしています。暗に認めたことになるのでしょうか。

今回問題が発覚したのは、精密機器や実験器具を大学に納入している東京都内の精密機器卸会社が、各教員との取引を記した「預かり金明細書」などからで、教員側からある時期に一定金額が入金、プールされ、その後、機材購入や設備修理にあてられた取引が記載されていたそうです。

しかし、入金の際は、同社が作った架空請求書が大学側に提出されたようです。

なお、何故不正かといえば、研究費を使った物品購入は、原則として取引ごとに大学への申請などの手続きが必要となっており、「預け行為」は使途をチェックできないため、私的流用や目的外使用の温床になりやすいと批判を呼んでいました。また、内規で禁止している大学も多いそうです。

・・・内規?だとすると、そこまで目くじらを立てなくても良いのでは?という気もしますけど、まさか、「他人の金の使い方だけは気になる」というワケの分からない考えでも先行したのでしょうかね。

とはいえ、朝日が報道するように、この告発で東工大の次期学長が辞退したとなれば、それはやはり問題なのでしょうね。

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