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京都五山送り火 岩手・陸前高田の被災地の薪を燃やすことに・・・

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被災地薪の送り火中止、京都市が謝罪…苦情千件(読売新聞)−Yahoo!ニュース

東日本大震災の津波に遭った岩手県陸前高田市の松で作った薪を、「京都五山送り火」(16日)で燃やす計画が中止された問題で、京都五山送り火連合会の事務局でもある京都市は、9日の市議会で「被災された方々や京都市民、京都ファンのみなさんにおわびする」と謝罪しています。

市や、中止を決めた大文字保存会に寄せられた意見は9日午後5時までに約970件に達していますが、その意見は「批判的なものが9割9分」だそうです。当たり前でしょう。この中止決定には、なんら科学的根拠はなく、これでは被災者・被災地の気持ちを踏みにじる愚考です。正直なところ、この被災地の薪を燃やすことを、最初に声を大にして反対した人の名前くらいは、ちゃんと公表すべきだと思いますが・・・

なお、今回の抗議の声には、「風評被害を助長するような声に、放射性物質の検査をしながらなぜ屈したのか」といった過剰反応を疑問視する意見もあったようです。このような声が、多少なりとの影響したのでしょうか?以下の決定がなされています。

被災地の薪、一転燃やすことに…京都・送り火(読売新聞)−Yahoo!ニュース

東日本大震災の津波に遭った岩手県陸前高田市の松で作った薪を「京都五山送り火」の大文字で燃やす計画が中止された問題で、送り火の各保存会でつくる京都五山送り火連合会は9日、陸前高田市から別の薪500本を持ち込み、16日の送り火で燃やすことを決めています。

先に述べたように、中止に批判が相次ぎ、京都市の要請で連合会が協議。まずは大文字以外の四山の保存会が受け入れを了承し、大文字保存会には今後打診するそうです。この保存会、まともな判断が出来ますかね?

新たな薪は陸前高田市のボランティアらの協力で調達し、10日にも京都市に運ばれます。放射性物質が含まれないことを確認後、市民や観光客、京都を訪れた被災者らに、鎮魂や復興への思いを込めた言葉を書いてもらうことを検討しているそうです。

結局、無用な反対のせいで、誰もが嫌な思いをしました。無論、不安感があるのならば、それを訴える権利くらいはあると思いますが、今回の場合には、検出されていないという事実を前にしても、なお感情を優先させた、その大人げない態度こそが問題なのです。

そもそも、福島第一原発がある福島県大熊町を起点に考えると、岩手県沿岸南部に位置する陸前高田も、東京も、大きな距離の違いはないわけで、何だって今回、こんな反応になったのか?本当に理解できません。

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