どうなる竹島問題？　日本政府が「国際司法裁判所」付託か？

竹島問題で国際司法裁判所付託　韓国に提起検討（産経ニュース）

現在、大韓民国が不法占拠を続け、実効支配している「竹島」の領有権問題について、日本政府では国際司法裁判所（ＩＣＪ）付託による解決を目指し、韓国政府への正式な提起を検討しているそうです。

ＩＣＪ付託の提起で竹島領有の正当性を国際社会に訴える狙いだが、韓国が付託に同意する可能性は低く、この対抗措置に反発するのは必至だそうです。しかし、本気で韓国も自分の領土だと思っているのなら、裁判でケリを付ければ良いと思います。何故これまでこの流れが続かなかったのか？

それは、報道によれば、紛争化が日韓関係には得策ではないとの「自民党政権」時代からの判断があったとされています。結局、自民党もまともに政治をしてこなかったようですな。

ただ、韓国は竹島問題を１９１０（明治４３）年の韓国併合の過程で略奪された「歴史問題」と主張し、「領土問題はない」との立場をとりますが、その韓国側が最も嫌がるのがＩＣＪ付託で、政府内には「韓国の反発を招くだけで逆効果だ」と懸念もあるそうですが、一体誰が懸念しているのか？名前を出して貰いたいものですな。

紛争と戦争は違います。『日本国憲法』第９条も、紛争と戦争とをちゃんと分けて使っているでしょう。武力発動を伴う戦争という手段を用いずに、平和裏に解決するには、そのための手順を踏むべきなのです。

なお、今回、ＩＣＪ付託提起の検討が急浮上したのは、韓国の竹島実効支配への強硬姿勢に歯止めがかからないためだそうで、日本は昭和２９年と３７年に韓国側にＩＣＪへの付託を提起したことがあり、今回実現すれば４９年ぶりとなります。

韓国は無法にも、竹島に、今春以降だけでも閣僚５人が訪問するなど、実効支配をエスカレートさせています。韓国が今回のＩＣＪ付託を受け入れる見込みはほぼないとされていますが、外務省幹部は「正式に交渉テーブルに上げ、韓国の対応に日本がいかに怒っているかを示すことになる」としています。

これは、とても大切なことです。声を挙げるだけで紛争化するのがおかしいのです。議論も出来ないというのは、おかしな話です。このおかしさは改善されなくてはなりません。今後の動向を見守りたいところです。

米の「日本海」表記支持、韓国メディア一斉反発（読売新聞）−Yahoo!ニュース

そういえば、こんな話もあります。

アメリカ国務省が「日本海」の単独呼称を支持し、「東海(トンヘ)」の併記を退けています。これは、当たり前のことでしょう。しかし、韓国メディアは「政府の外交努力の欠如を示した」として一斉に反発しており、韓国政府は複雑な反応を見せたとのこと。

結局、未成熟なナショナリズムを振りかざし、周囲の国に迷惑を掛けるのは止めて貰いたいモノですな。

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