国士舘大学で日の丸を棄損したポスターを作り学部祭中止

国士舘で学祭中止に　欠けた日の丸のポスターとシンポジウムへの批判受け（産経ニュース）

まぁ、産経っぽいニュースですね。

国士舘大学（東京都）の２１世紀アジア学部が企画した学部祭「Ａｓｉａ２１」の告知ポスターとチラシに、国旗の一部が欠けた図柄が使われていたことが学内で問題となり、２９日に予定していた学部祭が取りやめになったそうです。同学部は平成１４年に設置され、中韓両国を中心にした留学生４００人を含めた約２０００人が在籍しています。要は、留学生のための学部なんですね。

今回問題となったポスターの図柄は、大学の発注で外部のデザイナーが制作したそうで、日中韓の各国旗を使い３カ国の関係をジグソーパズルで表現しているが、日章旗の一部のピースが外れて飛び出し「日の丸」が欠けていました。

この学部祭は「東アジアの連携を求めて」をテーマに、同学部の教員らが企画されており、ポスターとチラシは計約２千枚が印刷され、１０月上旬から学内や小田急線の電車内、沿線の駅などに張り出されています。

ところが、学内でチラシを見た同大学の男子学生（２０）が「国旗の冒涜に当たるのではないか」と、質問状を提出し、問題が発覚しています。学生は、学部祭のメーンイベントであるシンポジウムが、中韓の有識者のみを招いた対談となっており、日本人有識者の出席予定がないことも指摘。「日本の立場を説明できる識者が登壇しないのでは議論にバランスが取れないのではないか」と訴えています。

至極真っ当な訴えだと思います。

なお、大学によれば、他にも複数の意見が寄せられたという。開催を主張する意見もあったが、２０日になって、茶道などシンポジウム以外のイベントも含めて学部祭の中止を決めています。

学部祭実行委員長の原田信男教授は「さまざまな意見が寄せられており、混乱を避けたいという判断から、残念だが中止を決めた。国旗を侮辱する意図はなく、あと１ピース頑張れば３国が連携できるという意味だった。シンポジウムの前には、日本人研究者の講演も予定していた」と説明しているようです。

それにしても、この一件、あの神道の大学である「国士舘大学」で起きたというのが、非常に印象深いですね。産経辺りは、「国士舘、お前もか？」という想いだったことでしょう。まぁ、同新聞社は、フジテレビを何とかしろ、というツッコミを入れたくなりますが、さておき、この２０歳の男子学生は、まさに「国士」路線まっしぐらに生きていただきたいものです。

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