としまえん「回転木馬」が機械遺産に

回転木馬、「機械遺産」に＝子供の夢乗せ103年、最古級―としまえん（時事通信）−Yahoo!ニュース

今回の一件ですが、東京都練馬区の遊園地「としまえん」にある世界最古級の回転木馬「カルーセル・エルドラド（黄金郷）」が、日本機械学会の「機械遺産」に選ばれたそうです。理由として、「機械仕掛けの芸術的乗り物として100年以上の歴史を持つ、世界的に貴重な文化遺産」と評価されたとのこと。7日午後、名古屋市で認定式が行われます。

なお、この「日本機械学会（公式サイト）」では、毎年８月１〜７日を「機械週間」と定め、特に７日を「機械の日」としています。同学会は、機械技術に関する研究者やエンジニアのための役割を担っているようですね。

今回認定された「エルドラド」は直径18．4メートル、高さ8メートル。木の年輪のような三つのステージがモーターで回り、20世紀初めのアールヌーボー様式の装飾が施されたゴンドラや馬、豚などに最大154人が乗れます。

家族連れに人気があり、乗車人数は年間３０万人以上と、園内の乗り物ベスト5に入っているということで、ただの歴史的遺産というだけではないのですね。

この「エルドラド」は、1907年、ドイツ人技師ヒューゴー・ハッセが造り、ミュンヘンのビール祭りで初めて公開しています。欧州を巡業後、11年から64年まで米ニューヨークの行楽地コニーアイランドの遊園地で人気を集めました。その後解体されたようですが、としまえんが71年、総額2億8800万円をかけて買収・復元したそうです。

でも、これだけで年間３０万人以上が乗るのですから、十分に元は取れたのではないかと思いますけど如何でしょうか。しかし、世の中には、様々な「遺産」があるものだと思いました。その内、「としまえん」自体が「世界遺産」になる日も来るのかな？

この記事を評価して下さった方は、にほんブログ村 国内ニュースを１日１回押していただければ幸いです（反応が無い方は［Ctrl］キーを押しながら再度押していただければ幸いです）。