古文尚書は「偽書」=竹簡の解読で真贋論争に決着―中国(時事通信)−Yahoo!ニュースステマステマステマステマ
儒教の経典、四書五経の一つで、中国古代の王らの言辞を記録した「書経」の原本とされる「古文尚書」が後代の偽作であると確定したそうです。
戦国時代の竹簡を解読した清華大学の研究チームが明らかにしています。
「書経」の原本には、秦の伏勝が伝えた「今文尚書」と、孔子旧宅の壁から出てきたと言われる「古文尚書」がありますが、後者の「古文尚書」については宋代以降、多くの学者が信頼性に疑義を呈していました。
今回、調査研究された竹簡は2008年に清華大に寄贈された2388点だそうで、炭素の量から年代を特定する測定法(うっ、これも大丈夫か?)で紀元前305年前後の戦国時代中期のものと分析され、秦の始皇帝が紀元前213年に断行した焚書坑儒の前に作成されたものと推定したそうです。
そして、この竹簡に記された文章と古文尚書、他の文献を比較した結果、古文尚書は竹簡の記載と合致するところがなく、後世の者が偽作したものと判断されています。なお、研究グループでは「真贋論争に終止符が打たれた」と述べていますが、もちろん、科学的知見を駆使すれば、現段階では「偽書」とせざるを得ない、というのが正しいですね。何故ならば、考古学的知見に依るとすれば、問題視されている「古文尚書」相当文章は、まだ出土していないだけ、という可能性もあるためです。
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儒教の経典、四書五経の一つで、中国古代の王らの言辞を記録した「書経」の原本とされる「古文尚書」が後代の偽作であると確定したそうです。
戦国時代の竹簡を解読した清華大学の研究チームが明らかにしています。
「書経」の原本には、秦の伏勝が伝えた「今文尚書」と、孔子旧宅の壁から出てきたと言われる「古文尚書」がありますが、後者の「古文尚書」については宋代以降、多くの学者が信頼性に疑義を呈していました。
今回、調査研究された竹簡は2008年に清華大に寄贈された2388点だそうで、炭素の量から年代を特定する測定法(うっ、これも大丈夫か?)で紀元前305年前後の戦国時代中期のものと分析され、秦の始皇帝が紀元前213年に断行した焚書坑儒の前に作成されたものと推定したそうです。
そして、この竹簡に記された文章と古文尚書、他の文献を比較した結果、古文尚書は竹簡の記載と合致するところがなく、後世の者が偽作したものと判断されています。なお、研究グループでは「真贋論争に終止符が打たれた」と述べていますが、もちろん、科学的知見を駆使すれば、現段階では「偽書」とせざるを得ない、というのが正しいですね。何故ならば、考古学的知見に依るとすれば、問題視されている「古文尚書」相当文章は、まだ出土していないだけ、という可能性もあるためです。
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