日本最古の国産アニメ発見か？　「もぐらのアバンチュール」

日本最古の国産ＴＶアニメか？フィルム現存判明（サンケイスポーツ）

１９５８年に制作されたテレビアニメ「もぐらのアバンチュール」のフィルムが日本テレビに保管されていたことが分かったそうです。

これは、日本で放送された最古の国産テレビアニメとみられ、アニメ史研究家の原口正宏さん（５１）は「アニメ史を塗り替える貴重な資料」としています。

内容的には、８分５３秒のカラー作品で、保存状態は良好であり、モグラの「クロちゃん」が夢の中で宇宙旅行をするアニメで、女優中島そのみがせりふと歌を担当しているとのこと。

なお、テレビアニメ「鉄腕アトム」の放送開始から５０周年を迎えたのを受け、アニメ専門チャンネル・ＢＳアニマックスが特別番組を制作しており、その取材の過程で、日テレの生田スタジオ（川崎市）に保管されているのが見つかったそうです。

この作品は日テレがカラーテレビの試験放送用に制作しており、５８年１０月１５日付の新聞テレビ欄に記載があり、実際に放送された可能性が高いとのこと。

そうなると、国産テレビアニメについては、これまで６０年放送の「新しい動画　３つのはなし」（ＮＨＫ）が最古とされていた状況が、やや早まることになるそうです。

いや、だとしますと、大発見ですね。それにしても、拙僧的にはこの発見の報道そのものよりも、このアニメのタイトルが余程気になりました。「もぐらのアバンチュール」っていうのが何とも・・・いや、もちろん、日本では「恋の冒険」「火遊び」「不倫」的に用いられるこの言葉、フランス語の原意はただの「冒険」「得がたい経験」くらいの意味だそうですけどね。別に、もぐらの恋の冒険談ではないようです。

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