「72歳で引退、若すぎる」 宮崎駿監督惜しむ声(朝日新聞デジタル)−Yahoo!ニュース
数々の名作アニメを生み出してきたスタジオジブリの宮崎駿監督(72)が、引退することになったと同社から発表がありました。
なお、「風立ちぬ」完成後のインタビューで、宮崎監督は「世界がギシギシ音を立てて変化している時代に、今までと同じファンタジーを作り続けるのはもはや無理があると思った」と語るなどしており、次回作については「僕もこの年齢ですから、そんな長期計画は立てていません」と話していましたが、引退のようです。
また、今後の活動がどうなるかは不明だが、関係者によると「宮崎監督は『これからはボランティアだ』と話している」そうですが、作家さんが行う断筆宣言などに近いのかもしれませんけれども、完全引退なのかどうなのか・・・
なお、7月の「風立ちぬ」公開前後に宮崎監督と2度対談した作家の半藤一利さん(83)は、「そのときすでに『これで終わり』と盛んに言っていたので、驚かなかった」と明かしており、半藤さんは監督が引退を決めた理由を、「日本の美しい緑や昭和の東京の町を、今のアニメーターが描けなくなっていることにあきらめを感じているのではないか」と推し量ったそうです。
電撃発表!宮崎駿監督引退…6日会見で経緯説明(サンケイスポーツ)
なお、宮崎監督は、2005年に優れた映画人に贈られる栄誉金獅子賞に輝き、アメリカ・アカデミー賞長編アニメ賞受賞作「千と千尋の神隠し」をはじめ、世界でも熱狂的なファンを持っていました。
ただし、1997年の「もののけ姫」以来、これまでも体力的な限界から何度か引退を示唆していたとされます。しかし、映画がヒットする度、子供たちに夢を見せ続けたいと踏みとどまってきたようです。
当初は、過去最多の17万枚の作画を描き上げた前作「崖の上のポニョ」が“最後の長編”の予定だったそうですが、興行で前々作「ハウルの動く城」に及ばなかったこともあり、「もう1本」と決断し、そして挑んだのが、零戦設計者、堀越二郎を描いた「風立ちぬ」だったとされています。
とはいえ、確かに72歳。普通の勤め人であれば、とっくに「定年」ですが、先進的なクリエイターには定年は無いと思います。その意味では、今後もこの世界に関わっていって欲しいですね。まだまだ日本のアニメ映画は、先に進まねばなりませんから。とはいえ、今回の引退発表に、お疲れ様でしたとは申し上げなくてはならないところです。
零戦とともに去るのか。
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数々の名作アニメを生み出してきたスタジオジブリの宮崎駿監督(72)が、引退することになったと同社から発表がありました。
なお、「風立ちぬ」完成後のインタビューで、宮崎監督は「世界がギシギシ音を立てて変化している時代に、今までと同じファンタジーを作り続けるのはもはや無理があると思った」と語るなどしており、次回作については「僕もこの年齢ですから、そんな長期計画は立てていません」と話していましたが、引退のようです。
また、今後の活動がどうなるかは不明だが、関係者によると「宮崎監督は『これからはボランティアだ』と話している」そうですが、作家さんが行う断筆宣言などに近いのかもしれませんけれども、完全引退なのかどうなのか・・・
なお、7月の「風立ちぬ」公開前後に宮崎監督と2度対談した作家の半藤一利さん(83)は、「そのときすでに『これで終わり』と盛んに言っていたので、驚かなかった」と明かしており、半藤さんは監督が引退を決めた理由を、「日本の美しい緑や昭和の東京の町を、今のアニメーターが描けなくなっていることにあきらめを感じているのではないか」と推し量ったそうです。
電撃発表!宮崎駿監督引退…6日会見で経緯説明(サンケイスポーツ)
なお、宮崎監督は、2005年に優れた映画人に贈られる栄誉金獅子賞に輝き、アメリカ・アカデミー賞長編アニメ賞受賞作「千と千尋の神隠し」をはじめ、世界でも熱狂的なファンを持っていました。
ただし、1997年の「もののけ姫」以来、これまでも体力的な限界から何度か引退を示唆していたとされます。しかし、映画がヒットする度、子供たちに夢を見せ続けたいと踏みとどまってきたようです。
当初は、過去最多の17万枚の作画を描き上げた前作「崖の上のポニョ」が“最後の長編”の予定だったそうですが、興行で前々作「ハウルの動く城」に及ばなかったこともあり、「もう1本」と決断し、そして挑んだのが、零戦設計者、堀越二郎を描いた「風立ちぬ」だったとされています。
とはいえ、確かに72歳。普通の勤め人であれば、とっくに「定年」ですが、先進的なクリエイターには定年は無いと思います。その意味では、今後もこの世界に関わっていって欲しいですね。まだまだ日本のアニメ映画は、先に進まねばなりませんから。とはいえ、今回の引退発表に、お疲れ様でしたとは申し上げなくてはならないところです。
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