拙ブログで現地情報をお伝えするのは、ここまでにしておきたいと思います(コメント・メールなどで問い合わせいただければ、その都度応対します)。栗原市では、一部地域を除いて、電気・電話が通じるようになってきました。しかも、18日までには甚大なる地域を除いた東北地方の全被災地で電気が復旧する見通しです。そうすれば、携帯電話・固定電話が回復し、インターネットも使えるようになってきますので、今後、情報は確実に増えてきます。
栗原市の隣である大崎市の山間部(旧鳴子町)は、被災直後から、ライフラインが安定していたとも聞いており、昨日の午後にはそちらからのネット接続も確認されています。安否確認を初めとして、現地との連絡は容易になると思います。今、ご家族の安否確認が取れていない場合でも、栗原市内に関しては、本震での直接の死者はいませんでしたので、ご無事を信じていただきたいと思います。ボランティアで被災地に入る方も、今後は増えていくことでしょう。その方々からの情報ももたらされると思います。
今後、拙ブログは、より全体的な震災関連情報や、被災地に関する全般的な意見を発信し、徐々に、曹洞宗の対応に関する記事なども発信するようにします。ただし、曹洞宗の対応については、以下のアドレスでご確認できますので、そちらを直接ご覧いただくのも良いでしょう。
・【被災情報・安否情報―曹洞禅ネット】
⇒曹洞宗宗務庁に寄せられた被災・安否情報を順次掲載しています。
・【災害対応について―曹洞禅ネット】
⇒曹洞宗宗務庁の災害対策本部の対応を順次掲載しています。
他、Twitterやフェイスブックなどでも、現地情報を直接掲載する方が増えてきました。明らかに情報は出て来ていますので、そちらもご活用下さい。
福島 避難所で患者14人死亡(NHK)
福島県いわき市の避難所で、病院から避難してきた高齢者を含む入院患者14人が死亡したという報告があったそうです。
状況ですが、14日、県内の病院から128人の入院患者が、避難所になっているいわき市にある県立高校に避難したようです。しかし、このうち、2人が避難所に向かうバスの中で、12人が避難所に入ってから、これまでに死亡したということです。やはり、それまで重篤な病状にあった場合には、こういう時には落命することがあるのでしょう。
亡くなった14人はほとんど高齢者で、別の病院に移るために一時的に避難所で待機していた人のようです。避難所には、医師を含む4人の医療スタッフがいたものの、医療機器は最低限しかなく、患者たちは避難所の畳の上に毛布を敷き、ヒーターなどを置いて寝るという状況では、一気に体力を奪われたことでしょう。
厳しい冷え込みの中、避難所の住民死亡(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本巨大地震で津波被害を受けた岩手県陸前高田市で、津波で被災して避難所に逃れていた住民が16日午前0時頃、亡くなったそうです。
避難中に死亡が明らかになったのは初めてで、地震後のショックやストレス、疲労による「災害関連死」と認定される可能性があると報道されています。
亡くなられた住民は、地震で被災して同市立第一中学校に設けられた避難所に身を寄せていたそうですが、容体が悪化し、病院に搬送され、まもなく死亡したそうです。
もちろん、手を抜いたわけでもないでしょうし、見殺しにしたわけでもないのでしょうが、物流が回復し、物資が行き届かない限り、今後ますますこの状況が酷くなる可能性があります。本当に、ただ、全ての避難所へ物資が行き届くことを願います。
政府無策の6日…緊急本部、具体案示せず(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本巨大地震の被災地に十分な食料や生活用品が届いていないことについて、政府の取り組みの不十分さを指摘する声が出てきたようです。この指摘は健全であろうと思います。政府発表も、報道も、原発問題ばかりで、具体的な被災者支援が出ていないことに、拙僧も不安を覚えます。
実際、菅首相らは東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に忙殺され、十分な手だてがとれていないようです。閣僚も大勢いるでしょうに、被災者担当の人を配置して、政府決定を迅速に行えば良いのに・・・
なお、これまで、16日に開かれた政府の緊急災害対策本部で、首相は「食べ物、水、燃料に関して各地から不足の声が上がっている。全力を挙げてその原因を取り除く努力をしてもらっているが、一層の努力をお願いしたい」と述べたそうですが、被災者対策の司令塔である同本部は11日の発足以来、計11回の会合を開いたものの、会合後の枝野官房長官の記者会見で、物流正常化に向けた具体策が発表されたことはないようです。
今回の巨大地震で鉄道がストップし、港湾施設や空港も被害を受けていますし、その復旧に努めているという声も聞きます。また、緊急輸送道路となる東北自動車道などは利用可能だそうですが、各地のトラック協会などが物資輸送に協力すると申し出ても、政府が被災地から帰るための燃料の確保に策を講じようとしないため、断念するケースが出ているようです。
燃料なく運びようがない…避難所目前、物資の山(YomiuriOnline)
これについては、「優先的に燃料を補給する措置を取ることなどで、輸送を増やす手だてはまだある。物資が足りていないわけではない」という指摘もあり、政府の対応が問われる状況となっています。
燃料送りたいが…タンクローリー運転手集め難航(YomiuriOnline)
被曝恐れ輸送拒否も、物資確保に重大支障(YomiuriOnline)
タンクローリーが流されれば、当然に燃料の流れは止まります。人もいないとのこと。あるいは、被曝を恐れて福島県などに行きたくないという人もいるようです。今後ボランティアで現地に入る人も、被曝を気にしつつということになるのでしょう。福島第1原発の沈静化が待たれます。
みずほ銀、3日連続でシステム障害 全店舗でATM使用できず(産経新聞)−Yahoo!ニュース
なんでしょう?地震の影響だと思いますが、計画停電なども影響したのでしょうかね?
みずほ銀行では17日、システム障害が発生したと発表しています。全店舗の窓口、現金自動預払機(ATM)、インターネットの全取引が停止しているそうです。これまで15、16日ともシステム障害が発生しており、3日連続のトラブルとなっています。
みずほは16日までのシステム障害の影響で、企業や個人から受け付けた約44万件、総額約5700億円の振り込みなどの手続きが未処理になっていたそうです。そして、ATMとインターネットによる振り込みサービスなどを停止し、未処理手続きを急いでいた中で、またしても障害が発生したようです。
混乱に気を付けたいと思います。
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栗原市の隣である大崎市の山間部(旧鳴子町)は、被災直後から、ライフラインが安定していたとも聞いており、昨日の午後にはそちらからのネット接続も確認されています。安否確認を初めとして、現地との連絡は容易になると思います。今、ご家族の安否確認が取れていない場合でも、栗原市内に関しては、本震での直接の死者はいませんでしたので、ご無事を信じていただきたいと思います。ボランティアで被災地に入る方も、今後は増えていくことでしょう。その方々からの情報ももたらされると思います。
今後、拙ブログは、より全体的な震災関連情報や、被災地に関する全般的な意見を発信し、徐々に、曹洞宗の対応に関する記事なども発信するようにします。ただし、曹洞宗の対応については、以下のアドレスでご確認できますので、そちらを直接ご覧いただくのも良いでしょう。
・【被災情報・安否情報―曹洞禅ネット】
⇒曹洞宗宗務庁に寄せられた被災・安否情報を順次掲載しています。
・【災害対応について―曹洞禅ネット】
⇒曹洞宗宗務庁の災害対策本部の対応を順次掲載しています。
他、Twitterやフェイスブックなどでも、現地情報を直接掲載する方が増えてきました。明らかに情報は出て来ていますので、そちらもご活用下さい。
福島 避難所で患者14人死亡(NHK)
福島県いわき市の避難所で、病院から避難してきた高齢者を含む入院患者14人が死亡したという報告があったそうです。
状況ですが、14日、県内の病院から128人の入院患者が、避難所になっているいわき市にある県立高校に避難したようです。しかし、このうち、2人が避難所に向かうバスの中で、12人が避難所に入ってから、これまでに死亡したということです。やはり、それまで重篤な病状にあった場合には、こういう時には落命することがあるのでしょう。
亡くなった14人はほとんど高齢者で、別の病院に移るために一時的に避難所で待機していた人のようです。避難所には、医師を含む4人の医療スタッフがいたものの、医療機器は最低限しかなく、患者たちは避難所の畳の上に毛布を敷き、ヒーターなどを置いて寝るという状況では、一気に体力を奪われたことでしょう。
厳しい冷え込みの中、避難所の住民死亡(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本巨大地震で津波被害を受けた岩手県陸前高田市で、津波で被災して避難所に逃れていた住民が16日午前0時頃、亡くなったそうです。
避難中に死亡が明らかになったのは初めてで、地震後のショックやストレス、疲労による「災害関連死」と認定される可能性があると報道されています。
亡くなられた住民は、地震で被災して同市立第一中学校に設けられた避難所に身を寄せていたそうですが、容体が悪化し、病院に搬送され、まもなく死亡したそうです。
もちろん、手を抜いたわけでもないでしょうし、見殺しにしたわけでもないのでしょうが、物流が回復し、物資が行き届かない限り、今後ますますこの状況が酷くなる可能性があります。本当に、ただ、全ての避難所へ物資が行き届くことを願います。
政府無策の6日…緊急本部、具体案示せず(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本巨大地震の被災地に十分な食料や生活用品が届いていないことについて、政府の取り組みの不十分さを指摘する声が出てきたようです。この指摘は健全であろうと思います。政府発表も、報道も、原発問題ばかりで、具体的な被災者支援が出ていないことに、拙僧も不安を覚えます。
実際、菅首相らは東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に忙殺され、十分な手だてがとれていないようです。閣僚も大勢いるでしょうに、被災者担当の人を配置して、政府決定を迅速に行えば良いのに・・・
なお、これまで、16日に開かれた政府の緊急災害対策本部で、首相は「食べ物、水、燃料に関して各地から不足の声が上がっている。全力を挙げてその原因を取り除く努力をしてもらっているが、一層の努力をお願いしたい」と述べたそうですが、被災者対策の司令塔である同本部は11日の発足以来、計11回の会合を開いたものの、会合後の枝野官房長官の記者会見で、物流正常化に向けた具体策が発表されたことはないようです。
今回の巨大地震で鉄道がストップし、港湾施設や空港も被害を受けていますし、その復旧に努めているという声も聞きます。また、緊急輸送道路となる東北自動車道などは利用可能だそうですが、各地のトラック協会などが物資輸送に協力すると申し出ても、政府が被災地から帰るための燃料の確保に策を講じようとしないため、断念するケースが出ているようです。
燃料なく運びようがない…避難所目前、物資の山(YomiuriOnline)
これについては、「優先的に燃料を補給する措置を取ることなどで、輸送を増やす手だてはまだある。物資が足りていないわけではない」という指摘もあり、政府の対応が問われる状況となっています。
燃料送りたいが…タンクローリー運転手集め難航(YomiuriOnline)
被曝恐れ輸送拒否も、物資確保に重大支障(YomiuriOnline)
タンクローリーが流されれば、当然に燃料の流れは止まります。人もいないとのこと。あるいは、被曝を恐れて福島県などに行きたくないという人もいるようです。今後ボランティアで現地に入る人も、被曝を気にしつつということになるのでしょう。福島第1原発の沈静化が待たれます。
みずほ銀、3日連続でシステム障害 全店舗でATM使用できず(産経新聞)−Yahoo!ニュース
なんでしょう?地震の影響だと思いますが、計画停電なども影響したのでしょうかね?
みずほ銀行では17日、システム障害が発生したと発表しています。全店舗の窓口、現金自動預払機(ATM)、インターネットの全取引が停止しているそうです。これまで15、16日ともシステム障害が発生しており、3日連続のトラブルとなっています。
みずほは16日までのシステム障害の影響で、企業や個人から受け付けた約44万件、総額約5700億円の振り込みなどの手続きが未処理になっていたそうです。そして、ATMとインターネットによる振り込みサービスなどを停止し、未処理手続きを急いでいた中で、またしても障害が発生したようです。
混乱に気を付けたいと思います。
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