警戒区域に設定=住民、数日中に一時帰宅―原発20キロ圏(時事通信)−Yahoo!ニュース
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の半径20キロ圏に位置する福島県の9市町村は22日午前0時、同圏内を「警戒区域」に設定しています。これ以降は、住民などは立ち入りを禁止され、域内にとどまった場合には、各市町村長は退去を命じることができます。そして、従来の避難指示より強制力が強く、違反者は10万円以下の罰金などが科されるのです。自分の家にすら帰れない、この状況が作り出されてしまいました。
でも、政府は一応、警戒区域の住民の一時帰宅については、第1原発から3キロ圏を除いて数日中に始める方針とのことです。
今回警戒区域に入った対象は、大熊町、双葉町、富岡町の全域と、南相馬市、田村市、浪江町、楢葉町、川内村、葛尾村のそれぞれ一部となり、域内の人口は約7万8000人(約2万7000世帯)に及びます。
これまでは、避難生活を送っている住民が自宅に貴重品を取りに戻るケースが多く、一方で空き巣被害もあったようで、防犯上の効果も期待し、県が国に設定を要請する形で、今回の設定が行われた格好です。
これを受け、菅直人首相が災害対策基本法に基づき、21日に各市町村長に指示しています。
さらに、福島第2原発から10キロ圏だった避難区域については8キロ圏に縮小しましたが、これにより8キロ圏は第1原発の20キロ圏に重なることで、広野町と楢葉町のそれぞれ一部が避難区域から外れました。
今後の一時帰宅の条件ですが、
●第1原発の3キロ圏と毎時200マイクロシーベルトを超える高い放射線が測定された地域などは対象としない。
●安全対策:
(1)1世帯1人に限り、バスで集団行動する。
(2)防護服や雨がっぱなどを着用し、線量計やトランシーバーを携帯する。
(3)警戒区域から出る際に被ばく状況調査(スクリーニング)を行う。
(4)持ち出しは財布や通帳など必要最小限とする。在宅時間は最大2時間程度。
思い出の品なども持ち出したかったでしょうが、それは昨日までに行わねばならなかったようですね。一体、いつになったら戻れるのか?拙僧のような者からすれば、原発被害の一日でも、一刻でも早い終息を願うばかりです。
福島ナンバー拒否、教室で陰口…風評被害に苦悩(読売新聞)−Yahoo!ニュース
まさに、怒り心頭に発する記事でございます。実際に、別の方面からも聞こえてきたことですが、福島県から県外へ避難する、或いは移動した場合に、差別に等しい心ない仕打ちを受けるケースが確認されています。
本当に許されないことであり、この場を借りて遺憾の意と表すとともに、一刻も早い認識の変更を求めます。実際に識者は、今回確認されたケースについては、「科学的に全く根拠のない風評被害だ」と冷静な対応を求めているようです。
一体、どこの誰が、風評被害を起こしているのか?
例えば、福島県南相馬市の男子児童は千葉県内の小学校への転入手続きで、教師から「福島県から来たことを隠しますか」と、聞かれたものの、親が隠さなくて良いといったらば、その男児の席は教卓の前で、左右は空席になっていたそうです。これは、その左右の席の児童を通わせている親が悪いんでしょうかね?それとも、学校側の余計な気遣いでしょうかね?
同じく南相馬市から群馬県へ避難した小学生の女子児童は、「福島県から来た」とクラスの子供から避けられたり、陰口を言われたりして不登校になったそうですが、これまた問題ですね。良くテレビCMなどでも、「日本は1つに」なんていっていますが、それが上辺だけの嘘っぱちだと理解出来ます。
また、福島県いわき市の運送会社は、「放射能の問題があるので、いわきナンバーで来ないでほしい」という取引先の依頼を断れず、東京都や埼玉県でトラックを借り、荷物を積み替えたりしているようです。
福島県田村市に工場を持つ埼玉県の会社は、福島ナンバーの車に乗った社員が首都圏のガソリンスタンドなどで利用を拒否されたため、埼玉県内ナンバーを使うよう指示するなどしていますが、これらは何の根拠もない、ただの差別、人権侵害だといえましょう。
本当に情けない。こういうところで、人情の有無が激しく問われますね。繰り返しますが、これらの行動は何の科学的根拠もない、ただの差別であります。一刻も早い認識の変革を求めます。そして、そのためにも、放射能を、いたずらに恐いと思うだけではなく、正しく理解することが大切です。伝染病や、強烈な毒物とは、そもそもその毒性が全く違います(なお、伝染病についても、その患者さんに対する差別は、絶対に行ってはなりません)。
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東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の半径20キロ圏に位置する福島県の9市町村は22日午前0時、同圏内を「警戒区域」に設定しています。これ以降は、住民などは立ち入りを禁止され、域内にとどまった場合には、各市町村長は退去を命じることができます。そして、従来の避難指示より強制力が強く、違反者は10万円以下の罰金などが科されるのです。自分の家にすら帰れない、この状況が作り出されてしまいました。
でも、政府は一応、警戒区域の住民の一時帰宅については、第1原発から3キロ圏を除いて数日中に始める方針とのことです。
今回警戒区域に入った対象は、大熊町、双葉町、富岡町の全域と、南相馬市、田村市、浪江町、楢葉町、川内村、葛尾村のそれぞれ一部となり、域内の人口は約7万8000人(約2万7000世帯)に及びます。
これまでは、避難生活を送っている住民が自宅に貴重品を取りに戻るケースが多く、一方で空き巣被害もあったようで、防犯上の効果も期待し、県が国に設定を要請する形で、今回の設定が行われた格好です。
これを受け、菅直人首相が災害対策基本法に基づき、21日に各市町村長に指示しています。
さらに、福島第2原発から10キロ圏だった避難区域については8キロ圏に縮小しましたが、これにより8キロ圏は第1原発の20キロ圏に重なることで、広野町と楢葉町のそれぞれ一部が避難区域から外れました。
今後の一時帰宅の条件ですが、
●第1原発の3キロ圏と毎時200マイクロシーベルトを超える高い放射線が測定された地域などは対象としない。
●安全対策:
(1)1世帯1人に限り、バスで集団行動する。
(2)防護服や雨がっぱなどを着用し、線量計やトランシーバーを携帯する。
(3)警戒区域から出る際に被ばく状況調査(スクリーニング)を行う。
(4)持ち出しは財布や通帳など必要最小限とする。在宅時間は最大2時間程度。
思い出の品なども持ち出したかったでしょうが、それは昨日までに行わねばならなかったようですね。一体、いつになったら戻れるのか?拙僧のような者からすれば、原発被害の一日でも、一刻でも早い終息を願うばかりです。
福島ナンバー拒否、教室で陰口…風評被害に苦悩(読売新聞)−Yahoo!ニュース
まさに、怒り心頭に発する記事でございます。実際に、別の方面からも聞こえてきたことですが、福島県から県外へ避難する、或いは移動した場合に、差別に等しい心ない仕打ちを受けるケースが確認されています。
本当に許されないことであり、この場を借りて遺憾の意と表すとともに、一刻も早い認識の変更を求めます。実際に識者は、今回確認されたケースについては、「科学的に全く根拠のない風評被害だ」と冷静な対応を求めているようです。
一体、どこの誰が、風評被害を起こしているのか?
例えば、福島県南相馬市の男子児童は千葉県内の小学校への転入手続きで、教師から「福島県から来たことを隠しますか」と、聞かれたものの、親が隠さなくて良いといったらば、その男児の席は教卓の前で、左右は空席になっていたそうです。これは、その左右の席の児童を通わせている親が悪いんでしょうかね?それとも、学校側の余計な気遣いでしょうかね?
同じく南相馬市から群馬県へ避難した小学生の女子児童は、「福島県から来た」とクラスの子供から避けられたり、陰口を言われたりして不登校になったそうですが、これまた問題ですね。良くテレビCMなどでも、「日本は1つに」なんていっていますが、それが上辺だけの嘘っぱちだと理解出来ます。
また、福島県いわき市の運送会社は、「放射能の問題があるので、いわきナンバーで来ないでほしい」という取引先の依頼を断れず、東京都や埼玉県でトラックを借り、荷物を積み替えたりしているようです。
福島県田村市に工場を持つ埼玉県の会社は、福島ナンバーの車に乗った社員が首都圏のガソリンスタンドなどで利用を拒否されたため、埼玉県内ナンバーを使うよう指示するなどしていますが、これらは何の根拠もない、ただの差別、人権侵害だといえましょう。
本当に情けない。こういうところで、人情の有無が激しく問われますね。繰り返しますが、これらの行動は何の科学的根拠もない、ただの差別であります。一刻も早い認識の変革を求めます。そして、そのためにも、放射能を、いたずらに恐いと思うだけではなく、正しく理解することが大切です。伝染病や、強烈な毒物とは、そもそもその毒性が全く違います(なお、伝染病についても、その患者さんに対する差別は、絶対に行ってはなりません)。
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