アメリカ南部を襲った竜巻で死者多数

米南部の竜巻で少なくとも259人死亡、オバマ大統領は29日アラバマ入り（ロイター）−Yahoo!ニュース

４月２８日、米南部を襲った竜巻と暴風雨による死者が２８日までに少なくとも２５９人に達したそうです。

特に、アラバマ州の被害が最も大きく、同州のベントレー知事は少なくとも１６２人が死亡したと述べたそうです。

更に、死者の数はミシシッピ州で３２人、テネシー州で３０人、ジョージア州で１４人、アーカンソー州で１１人などと同国南部の広範囲に及んでいます。

ホワイトハウスはオバマ大統領が２９日にアラバマを訪れ、被害状況を視察しベントレー知事と会談すると発表しています。

なお、アメリカにも多くの原発がありますが、アラバマ州のブラウンズフェリー原発は、送電線が破損し外部電源が失われたため停止したものの、バックアップ装置が作動したため原子炉の事故は回避されています。

また、オバマ大統領はアラバマ州に非常事態を宣言しています。アラバマのほか、アーカンソー、ミシシッピ、テネシーの各州で知事が非常事態を宣言するなどしており、事態の沈静化と復旧作業に努めるようです。

日本は幾ら平野部があるとはいえ、アメリカの広大な平野からすればまだ可愛いものであり、竜巻などもないわけではないですが、これほどの被害を出すというのは、ちょっとにわかには信じられません。映画さながらの状況だったのでしょう。そして、被害は現実です。

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