東北新幹線きょう開通…架線・電柱の強化が課題(YomiuriOnline)
「ようやく」というべきか?いやいや「この速さで」というべきなのでしょう。東北新幹線が、全線開通します。はやぶさは、再び飛翔するのです。
東日本大震災及び同余震の影響で、各区間が運休していた東北新幹線は29日、最後に残った仙台―一ノ関(岩手県)間の復旧を終えて、49日ぶりに全線が開通します。
今回の震災による被害は約1750か所に及び、その復旧期間が憂慮されていましたが、他の震災による経験を踏まえた「高架橋の耐震補強」を進めていたこともあり、過去の震災と比べて復旧までの期間はとても短くなりました。
例えば、1995年の阪神大震災では、山陽新幹線が大きな被害を受けたわけですが、この時には高架橋が折れるなどして全線復旧に81日を要してます。2004年の新潟県中越地震の時には、上越新幹線が大きな被害を受けたわけですが、5か所でトンネルが崩落するなどして復旧に66日かかっています。
こうした被害を受け、JR東日本は、高架橋の耐震補強として、07年度までに約1万8500本の柱に鋼板を巻き付けていました。後は、トンネルも東京から来るとき、仙台までは多いですけど、その以北はそんなに多くはないので、本震の震源に近い地域でも、被害が少なかったんでしょうかね。
ただ、その最も工事に大変であろう高架橋やトンネルの被害は少なかった一方で、被害の8割が架線と電柱に集中するなど、課題も浮かび上がっています。よって、今後は、その辺の地震対策が模索されるのでしょう。
なお、現段階で、100%の復旧ではなく、運行本数は震災前の86%であり、東京―仙台は1日上下計108本、東京―新青森は同29本となります。そして、途中に徐行区間があるため、東京―新青森の所要時間は、通常より約1時間長い4時間超となる見通しです。
ともあれ、この開通によって、3月4日にデビューしたばかりであった、新型新幹線・はやぶさは、再び全線で使用が可能になります。これにより、更に人の移動も、物流も、盛んになることでしょう。
そして、それが1つの危惧をもたらしています。
連休中、ボランティア3倍か…受け入れ中断も(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県で活動するボランティアは、発生以来、延べ13万人を超えています。ところで、今日からの大型連休中には、1日あたりこれまでの約3倍となる8000人が被災地で活動する見込みであることが分かったそうです。
無論、連休中のボランティアの急激な増員については、現地での受け入れ態勢がとれず、交通の混乱も予測されており、急きょ受け入れの一時中止を決めた自治体も出ているそうです。
ボランティアの調整にあたる各県の社会福祉協議会は「出発前に現地の状況を確認してほしい」と呼びかけています。
確かに、ここぞとばかりに押し寄せる人も多いことでしょう。いや、もちろん、その志は大切なことですし、現地にとってもありがたいとは思いますが、多すぎて統制が取れず、混乱を招くようなら、冷静にならねばなりません。
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「ようやく」というべきか?いやいや「この速さで」というべきなのでしょう。東北新幹線が、全線開通します。はやぶさは、再び飛翔するのです。
東日本大震災及び同余震の影響で、各区間が運休していた東北新幹線は29日、最後に残った仙台―一ノ関(岩手県)間の復旧を終えて、49日ぶりに全線が開通します。
今回の震災による被害は約1750か所に及び、その復旧期間が憂慮されていましたが、他の震災による経験を踏まえた「高架橋の耐震補強」を進めていたこともあり、過去の震災と比べて復旧までの期間はとても短くなりました。
例えば、1995年の阪神大震災では、山陽新幹線が大きな被害を受けたわけですが、この時には高架橋が折れるなどして全線復旧に81日を要してます。2004年の新潟県中越地震の時には、上越新幹線が大きな被害を受けたわけですが、5か所でトンネルが崩落するなどして復旧に66日かかっています。
こうした被害を受け、JR東日本は、高架橋の耐震補強として、07年度までに約1万8500本の柱に鋼板を巻き付けていました。後は、トンネルも東京から来るとき、仙台までは多いですけど、その以北はそんなに多くはないので、本震の震源に近い地域でも、被害が少なかったんでしょうかね。
ただ、その最も工事に大変であろう高架橋やトンネルの被害は少なかった一方で、被害の8割が架線と電柱に集中するなど、課題も浮かび上がっています。よって、今後は、その辺の地震対策が模索されるのでしょう。
なお、現段階で、100%の復旧ではなく、運行本数は震災前の86%であり、東京―仙台は1日上下計108本、東京―新青森は同29本となります。そして、途中に徐行区間があるため、東京―新青森の所要時間は、通常より約1時間長い4時間超となる見通しです。
ともあれ、この開通によって、3月4日にデビューしたばかりであった、新型新幹線・はやぶさは、再び全線で使用が可能になります。これにより、更に人の移動も、物流も、盛んになることでしょう。
そして、それが1つの危惧をもたらしています。
連休中、ボランティア3倍か…受け入れ中断も(読売新聞)−Yahoo!ニュース
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県で活動するボランティアは、発生以来、延べ13万人を超えています。ところで、今日からの大型連休中には、1日あたりこれまでの約3倍となる8000人が被災地で活動する見込みであることが分かったそうです。
無論、連休中のボランティアの急激な増員については、現地での受け入れ態勢がとれず、交通の混乱も予測されており、急きょ受け入れの一時中止を決めた自治体も出ているそうです。
ボランティアの調整にあたる各県の社会福祉協議会は「出発前に現地の状況を確認してほしい」と呼びかけています。
確かに、ここぞとばかりに押し寄せる人も多いことでしょう。いや、もちろん、その志は大切なことですし、現地にとってもありがたいとは思いますが、多すぎて統制が取れず、混乱を招くようなら、冷静にならねばなりません。
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