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<東日本大震災>義援金給付はまだこれから

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義援金、被災者に届かない…給付は1割未満(読売新聞)−Yahoo!ニュース

東日本大震災で寄せられた義援金の給付が進んでいないそうです。確かに、多額の義援金だったと聞いているので、配るのも大変だとは思っていましたが、今回報道されているのは、岩手、宮城、福島の3県へ日本赤十字社などから送られた約580億円(第1次分)のうち、被災者の手元に届いたのは1割にも満たないとのことです。

この原因ですが、事務を担当すべき各市町村側で職員が足りず、住民への通知や本人確認が出来なかったためであり、足踏み状態が続いているそうです。

日赤や中央共同募金会など4団体と被災した15都道県による「義援金配分割合決定委員会」は今月8日、死亡・行方不明者1人当たり35万円、住宅の全壊・全焼は1戸当たり35万円、半壊・半焼は同18万円を各世帯に配ることを決めています。

宮城県には計約238億円が配分されたそうですが、実際に受け取った被災者は、ほとんどいないとのこと。でも、当然でしょうか。全職員の7人に1人が死亡・行方不明となった同県南三陸町では、戸籍が流失するなどして受取人の確認が難しいことに加え、町外への避難も十分把握できない状況では、どうしようもない感じでしょうか。しかも、町の職員からは「事務量が多く義援金にまで手が回らない」という話も出ているようです。

岩手県には約101億円が配分されているようですが、29日現在、申請を受け付けているのは、対象23市町村のうち宮古市など5市町村のみで、野田村が、県と村の独自分を上乗せして259人に計1億4002万円を渡しただけで、他の自治体では支給はこれからだそうです。いくら義援金があっても、配ることが出来ないのでは、無いのと同じ。共に苦労をされている現地の自治体職員は、歯がゆいことでしょう。

そして被災者ももちろん、一刻も早く支給して欲しいところでしょうけれども、余りの被害の大きさに、現状が着いて行っていないという感じですね。よくよく考えてみれば、それも含めて被災なのですから、今後は支給方法、そのための人員の確保も含めての支援にしなくてはならないのでしょう。

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