ヤンキースオーナーのスタインブレナー氏が死去

＜訃報＞スタインブレナーさん８０歳＝ヤンキースオーナー（毎日新聞）−Yahoo!ニュース

ワンマンというイメージが強かったですけどね。

今回の一件ですが、米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースオーナーであるジョージ・スタインブレナー氏が亡くなりました。心臓発作のため搬送先のフロリダ州の病院で死去したそうです。８０歳でした。

スタインブレナー氏は、１９７３年、４２歳の時に３大ネットワークの一つＣＢＳから当時１０００万ドルでヤンキースを買収すると、「人間が呼吸の次に大事なのは勝つこと」などと豪語して、財力による強引なトレードでの戦力補強は、年俸の高騰化を招きました。しかも、一方で、普段はおおらかな紳士との人物評でも有名だったとのこと。

２００７年には、経営を実質的に２人の息子に委ね、最近は療養のためフロリダ州タンパの自宅に滞在していたとのことです。

なお、先ほどワンマンとは言いましたが、実際のところリーダーシップが強かったと言うべきかもしれません。大リーグのワールドシリーズでは、ジーター、リベラらを中心に９８年から３連覇するなど名門復活の基礎を築き、しかも、ヤンキースは昨年、スタインブレナー氏の肝いりで獲得した松井秀喜（現エンゼルス）のシリーズＭＶＰの活躍などで通算２７度目のワールドシリーズ優勝を果たしています。在任中、ワールドシリーズは７回制しました。

また、球団経営者としても勝れ、２００２年には自前のケーブルテレビ局を設立するなど、ヤンキースを中核にした多角的なビジネスを展開するなど実業家として手腕を発揮しました。８７０万ドル程度で買った球団を約１６億ドルの資産価値を持つまでに発展させています。

或る意味、後の人は、彼のことを「ヤンキース中興の祖」とでもいうのでしょうかね。心から哀悼の意を表します。

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