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異常発生か? 奄美群島でハブの捕獲が急増

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不景気でハブ急増?=雨で活発、買い上げ目当て−専門家「異常発生ない」・奄美群島(時事通信)−Yahoo!ニュース

今回の一件ですが、毒蛇のハブが生息する鹿児島県の奄美群島で、ハブの捕獲数が急増しています。なんと、8月末の時点で、昨年の総捕獲数より約2000匹多い2万2100匹を突破しており、住民からは「異常発生か?」と不安の声が上がっているようです。

確かに、今年は異常気象(気象庁・談)というほどの猛暑でしたら、何が起きても不思議ではありません。とはいえ、拙僧のように東北地方出身ですと、東北地方で暑さに驚くならともかく、奄美辺りならまだ「想定の範囲内」ではないかとも思います。

ただし、暑さだけではなくて、「雨の多さ」が問題視されているようで、ハブの生態に詳しい東京大奄美病害動物研究施設の服部正策准教授は、観測史上最長となった長梅雨の影響を指摘しているようです。つまり、地面がほとんど乾かなかったので、ハブが活動しやすい状況だった可能性があると分析されています。

しかし、ハブは急に数を増やせないとも述べており、「異常発生」は疑問視されています。卵生ですけど、その卵を産む数が決まっていれば、確かに急激な増加は見込めませんね。

よって、後は、この「捕獲数が多い」というところを分析してみましょう。つまり、自治体によって行われる「ハブ買い上げ」を狙った小遣い稼ぎではないか?という指摘があるようです。端的に申し上げれば、不景気が影響したことによるハブ捕獲数の増加ということです。

もし、このまま放置しておくと、ますます捕獲してくる「ハンター」が増えるかもしれないというので、自治体では「買い上げ予算」の確保に追われているそうです。奄美大島の奄美市では、8月末で5695匹を捕獲されたそうですが、駆除のためハブを買い上げる制度が1954年からあり、1匹当たり4000円もらえるとのことです。

当初、同市では、昨年並みの5250匹分で予算を計上したものの、買い上げの急増で、9月議会に4900匹分の補正予算案を提出しています。同様に、1匹3500円を支給する徳之島町でも当初予算の4000匹分に、400匹分を追加する案が審議中だということです。

結局、「ハブの捕獲数が増えた」のであって、「ハブが増えた」という話ではない、という辺りでまとめて良さそうですね。おそらくは「ハンター」の黒糖焼酎や泡盛代、或いは生活費に変わったというところでしょう。

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